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夢をかなえよう”スペシャル いかにして虎次郎さんは青い鳥文庫の挿絵画家になったか?




この青い鳥文庫ホームページの「イラストコーナー」から、ついにプロのイラストレーターが誕生しました! 2006年12月にハガキが掲載された虎次郎(コジロー)さんです。青い鳥文庫から8月と9月に出る「プチ記者順の事件メモ」シリーズの挿絵を担当することになり、ただいまお仕事真っ最中。今年20歳になったばかりの虎次郎さんが、編集部のインタビューに答えてくれました。イラストレーターになりたい人もそうでない人も、自分の夢を自分でつかんだ虎次郎さんの回答は、いろんな夢をもっているみんなの参考に、きっとなるはず!






Q.1 イラストは何歳くらいから描き始めたんですか?
Q.2 いつごろからイラストレーターになりたいと思い始めたんですか?
Q.3 一枚の絵にどれくらい時間がかかりますか?
Q.4 絵を描く道具はなにを使っていますか?
Q.5 どんな絵を描くのが好きですか?
Q.6 絵を描くときに気をつけていることや、こだわっていることはなんですか?
Q.7 なぜ、青い鳥文庫に持ち込みをしたんですか?
Q.8 イラストレーターになりたい青い鳥文庫読者にメッセージをください!
「プチ記者順」シリーズの作者・森居美百合先生からのメッセージ







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虎次郎さんが挿絵を描いている「プチ記者順の事件メモ」シリーズの作者、森居美百合先生からも、メッセージをいただきました。じつは森居先生の職業は、新聞記者。いちどあきらめた作家への夢を、今回かなえたんだよ。

記者が作家に(も)なる!  森居美百合

 小さい頃の夢は「童話作家になる」だったんです。
 もう何十年も前、小学校二年生のとき、なにかで「子供の書いた童話募集」っていう記事を目にして、軽い気持ちで書いてみたのが第一作。「レミちゃんと虹の橋」っていうタイトルでした。
 レミちゃんがお友達と喧嘩をして、そのことを後悔して仲直りしたいなー、って思っていたら、そのお友達がとつぜん交通事故で亡くなってしまう。レミちゃんはすごくすごーく後悔する毎日。ある日虹が出たとき、虹のたもとのほうに歩いていってみたら、地面から虹が生えて歩いていけるようになっていて、そこを行くとお友達に再会できて、謝って仲直りする、っていうお話。
 すらすら〜、って書けました。原稿用紙を封筒にいれて、いざポストに投函。でも、しばらくして、「二次で落ちました」っていう通知が来ました。はりきって書いたのにねえ。それでもめげずに、自分でお話を考える、という作業が楽しくって、ときどき原稿用紙に向かっては童話もどきを書いていました。
 そのころは、本を読むのも大好きで、とくに偉人伝が好き!
 野口英世、紫式部、徳川家康、ベートーベン、キュリー夫人……。学校の図書館の本棚を片っぱしから順に借りて読んでいました。それから、学校の読書の時間にやっぱり図書館でふと手にとって読んだ、小学生の作文コンクールの優秀賞をとった作品集、これがおもしろくって! だいたい、そういう入選作になるような作品って、みんな題材がドラマチックなんです。重い心臓病からの生還、とか、海外一人旅行、とか。そんな子供たちの体験記の作文を読むのが好きでした。
 あと、松谷みよ子さんの「モモちゃん」のシリーズもすごく好きでした。何度も何度も繰り返し繰り返し読みました。「小さいモモちゃん」に、モモちゃんたちがふわふわの雲の上で遊ぶシーンがあります。あれがすっごくうらやましくて、大きくなって飛行機にのって雲海の上を飛んでいたとき「これがモモちゃんに出てた雲だよなー。ダイビングしたいなー。」って思ったものです。
 いま考えてみると、そういう「人」への興味が記者になる土壌になったのかなあ、と思ったりもします。
 でも「文学」なわたしはいったんそこで終わり。中学時代以降、暗黒期を迎えるのです。部活動とか異性とか(笑)、ほかへの興味が強くなって、童話も書かず本を読むのも極端に少なくなりました。大学生のときだったか、小説の断片らしきものを少し書きつけたことはあったけど、全然続きませんでした。自分のなかに「書くべきこと」「書きたいこと」も醸成していなかったんだと思います。
 そしてながーい月日がたって、記者になったわたしが、今回なぜ書くことになったかといえば、記者として知り合った編集者さんが、「今度児童文学を担当することになった」って言ったからです。
 へえー、わたし、小さい頃はすごく本が好きで書くのも好きで、童話作家になるのが夢だったんだー、って言ったら、じゃあ、書いてみれば?ということになり、書き始めたら、これが不思議なくらいに、後から後から書くことがあふれ出てくる。手が自動的に動くような感じでした。
 なぜでしょうか。
 きっと、記者としていろいろなことを体験し、感じたものが体のなかに蓄積されたからだと思います。
 「プチ記者」のなかには、わたしが体験したことがもとになっているものが多いです。もちろんそのまま書いているわけではありません。が、「ああ、あんなことがあったなあ。書こうかなあ」っておもうと、そこから「ジャックと豆の木」に出てくる木がぐんぐんのびていくようにイメージがどんどんふくらんでいくのです。あれやこれやと書いていく作業はとっても楽しいものでした。
 基本的に、記者として書くものは、事実があって、それに即しています。現場に行き、人と会って、話をして書く。うわあ、こんな人がいるんだ、こんなことをしているんだ、面白いなあ、これを世の中に伝えたいなあ、っていう驚きやわくわくした気持ちになる。
 それに対して作家として書くものは、机に向かっているわたしの頭のなかで映画が上映されているみたいにお話ができてきて、順ちゃんやけんにいが動き出して、それを書きつけていく。
 順にこんなことをさせたらおもしろいんじゃないか、このとき、順はこんなことを感じるんじゃないか、まるでわたしが二つ目の人生を生きているような気になってきます。
 記者と作家、その両方があるからこそのいまのわたしなんだと思っています。いずれ、記者以外のことを題材に、とも思いますが、わたしの頭のなかにはまだまだ記者という「豆の木の種」がいくつも眠っています。


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みんなも、「将来○○になりたい。」っていう夢がきっとあるよね。どうしたらそれになれるか、なにをやったら力を身に付けられるか、調べたり、挑戦したりして、夢に一歩近づいてみよう! 応援してるよ〜!!



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