突然、枕元(まくらもと)から聴(き)こえてきた自分の鼓動(こどう)に
驚(おどろ)いたことがあります。
寝方(ねかた)によっては、そんなこともあるのね。
自分のなかにあるのに、鼓動の音については、あまり聴いた事が
なかったので、新鮮でした。
聴こえもしないのに、相手の鼓動がすぐ近くで響(ひび)いているような
時もあります。
この<足音>は、心臓病を患(わずら)ったマラソンランナーの少年との
恋物語(漫画の原作)を書いたときにふと、浮かんだ詩でもありました。
少女の胸の奥で・・・・・・いつも少年は走っているのです。
出あった時と同じリズム・・・・・・彼だけが刻(きざ)む足音で・・・・・・。 |