


みなさん、こんにちは。
『ツバメ号とアマゾン号』、
タイトルからして、冒険を感じさせませんか?
これは、イギリスの湖を舞台に、
ウォーカー兄弟とブラケット姉妹が、
じぶんたちが探検家になり、海賊になり、
小帆船を駆り、無人島でキャンプをして、
夏休みを遊びまくる物語です。
ぼくが初めてこの本を読んだのは、
小学2年生のときでしたが、
自分たちだけで、火をおこして焚き火をしたり、
テントに寝たり、毎朝ヨットで農場に牛乳をもらいにいったり、
湖を探検して、自分たちだけの地図を作ったり、
そういうすべてにワクワクしまくりました。
とにかく描写がすごくリアルで、
あとがきによると、作者に届いた手紙にはいつも、
「これは本当にあったことですか?」という質問があったそうです。
まるで、自分がいっしょになって遊んでいるみたいな気持ちになれること、
まちがいなしだと思います。
ぼくが、山登りやカヌーなど、アウトドア遊びが好きなのも、
いま出版社に勤めて、児童書の編集をしているのも、
元をたどれば、すべて『ツバメ号とアマゾン号』にいきつきます。
この本は、いまはあまり本屋さんではみかけないけど、
おそらく学校の図書館にはかならずあります。
ぜんぶで12冊のシリーズなんだけど、
一冊が500ページ以上あって、読みごたえたっぷりです。
長い物語が好きな人は、ぜひチャレンジしてみてください!


『ツバメ号とアマゾン号』
アーサー・ランサム/作
岩田欣三・神宮輝夫/訳
岩波書店