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2008年12月01日更新
この本が好き!

この本が好き! 第12回
予想もつかない話の展開と、その結末
『おーい でてこーい』『ひとつの装置』
校閲部 K

みなさん、こんにちは。
わたしは、青い鳥文庫など、おもに児童書の校閲(こうえつ)を
担当しています。
校閲とは、ごく簡単にいうと、文字や言葉の使い方のまちがいや、
内容の矛盾(むじゅん)がないかどうかをチェックする仕事です。

いまでは一日の大半を文字と格闘しているわたしですが、
小学生のころは、根気がつづかず、なかなか本を丸一冊読みとおす
ことができませんでした。
そんなときに出会ったのが、星新一さんのショートショート集です。

*       *       *

ショートショートとは、短編小説の中でも、とくに短いものです。
少ないページでひとつのストーリーを語らねばなりませんから、
文章が簡潔(かんけつ)で、話の展開も早い。
気持ちよく読みすすめることができるんです。

星新一さんの作品は、SFメインです。
SFといっても、宇宙規模の話から、一サラリーマンの話まで、
一冊で、いろいろな未来を読むことができます。
これだけでもお得感がありますが、最大の魅力は、
予想もつかない話の展開と、その結末です。

多くの作品は、独特な話の設定、ユーモアあふれる、
ちょっとおかしな話の展開から、
ぞくりとする恐い結末が待っています。

恐いというのは、なにかが突然でてきて、
おどろかされるような恐怖ではなくて、
読後、一瞬、間(ま)をおいて、
「そういうことだったのか。」と、ぞくりとさせられる。
そんな感じです。

*       *       *

具体的な内容もご紹介したいところなんですが、
まずはためしに、1話でも読んでみてください。
1話だけなら、ちょっとした空き時間に読めるはずです。

でも、わたしのように、ひとつ読んだら、
もうひとつ読んでみたくなって、
結局、丸一冊読んでしまった。
なんてことになるかもしれませんが。

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