


わたしは、講談社の本や雑誌に使用する紙を
調達(ちょうたつ)する部署の人間です。
青い鳥文庫は、年間約500トンの紙を使っています。
環境問題、経済の問題から、紙の調達には
なかなか苦労する部分も増えてきました。
でも、青い鳥文庫、たくさん読んでください。
紙はぜったい確保します。
2008年にお亡くなりになった小説家の本を紹介します。
小川国夫さんの『アポロンの島』です。
わたしは、中学3年生のときに読みました。
わたしには2歳下の妹がいます。
当時中学1年生だった彼女の本棚に、
さりげなく並んでいた本でした。
SF小説ばかり読んでいたわたしには、衝撃でした。
一見、ごろっと放り出されたような文章がならんでいました。
実際は、けずりこまれ、そぎ落とされ、
あいまいさのかけらもない文章です。
白い光、焼きつくような人の影、くっきりとした会話。
当時は角川文庫で読みました。著者の写真もカッコ良かった。
現在、『アポロンの島』は、講談社文芸文庫で読めます。
すこし値段の高い本でもうしわけありません。
このような小説もあります。
読んでみてください。