


みなさん、はじめまして。
わたしは、校閲局というところにいて、
作家さんたちからいただいた原稿のデータを、
みなさんがとても読みやすい本にするために、
ととのえる仕事をしています。
わたしは、子供の頃から、
時間旅行(タイムトラベル)物のお話が大好きです。
タイムマシンに乗って過去や未来に自由に飛んでいき、
昔のえらい人に会ってみたり、
未来の世界がどんなに進んでいるのか見てみたり、
できたら、楽しいですよね。
で、それができたときに、どんなことが待ち受けているのか
想像すると、ワクワクドキドキしてきます。
タイムトラベルがテーマの大冒険物語は、
マンガやアニメや映画などにたくさんあって、
小学生の頃はよくそれで楽しんでいたのですが、
中学生のときに友だちにすすめられ、
はじめて読んだタイムトラベル物の小説が、
ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』だったんです。
発明家の主人公が、悪い人たちにだまされて、
絶望のうちに30年後の未来に送られてしまうのですが、
どん底から立ち直り、タイムマシンをつかって、
自分の運命を切り開いていくというお話です。
読み進めていくと、おもしろくて、おもしろくて、
途中でやめられなくなって、一気に読み切ってしまいました。
読み終わって、とてもさわやかな気持ちになるお話でした。
主人公が飼っている猫のピートがなかなかかわいいやつで……。
それ以降、わたしは、いろいろなタイムトラベル物のお話を、
さがして読むようになったのです。
青い鳥文庫にも、
タイムトラベルがテーマの大冒険物語がたくさんありますね。
それに、なんと、さいしょにタイムマシンを考え出した作家、
H.G.ウェルズの『タイムマシン』まで、
青い鳥文庫で読めますよ。
わたしが読み始めた頃よりも、ずっと早いうちに、
おもしろいものをたくさん読むことができるみなさんが、
とてもうらやましいです。
いっぱい読んで、楽しんでくださいね。