


青い鳥文庫読者のみなさん、こんにちは。
わたしは、書店さんや読者のみなさんから
注文を受けたたくさんの本が、ぶじに出荷されるよう、
監督する仕事をしています。
ぶじに出荷できてあたりまえなはずですが、
現実には、システムの事故や段取りのミスは
かならず発生するので、心配の種はつきません。
たいていの大人は、子供に本を読みなさいと言います。
学校の先生はもちろん、
あなたのおうちの人もそうでしょう。
そして、「本はおもしろい。」とも言います。
でも、それはうそです。
だれが読んでもおもしろい本は、
そうあるもんじゃありません。
また、だれかが本当におもしろいと思った本が、
ほかの人にとっておもしろくないことだって、
しょっちゅうあります。
本というものは、食べ物よりも、
好みが細かく分かれるのではないでしょうか。
だけど、自分にとって、
たしかにおもしろかった本というのはあります。
わたしが40年たっても忘れていない題名をご紹介します。
それは、『ロビンソン・クルーソー』です。
この物語は、無人島に流れ着いたイギリス人の若者が、
なんでも自分でなんとかして、
何十年もひとりぼっちで生きぬくお話です。
「生きて帰ろうという強い意志、工夫を重ねる努力に感動。」
なんて書くとつまらなそうですが、
わたしが小学2年生のときに「20回以上読んだ。」と
感想文に書いたのは、おおげさではありません。
この物語のなかにはいろいろなエピソードがあって、
それぞれぜんぜんちがう面でおもしろいので、
読む人によって、それぞれちがったところで
おもしろいと感じられると思います。
『ロビンソン・クルーソー』は、青い鳥文庫では
『ロビンソン漂流記』となっています。
あなたもぜひ読んで、あなただけのおもしろさを
感じてみてください。