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2009年4月15日更新
この本が好き!

この本が好き! 第20回
合い言葉は ビバ、オヨヨ!!

『オヨヨ島の冒険』
書籍販売部 営業2号

こんにちは! わたしは、青い鳥文庫をより多くのお客さま
に手にとってもらえるように、本の発行部数を決めたり、
書店さんからの注文にこたえる仕事をしています。

わたしのお気に入りは『オヨヨ島の冒険』。
ひたすら楽しい1冊です。

*       *       *

このお話にはへんてこりんな大人たちがたくさん登場します。
主人公は小学5年生の大沢ルミちゃん。
学校の帰り道、ニコライ・ニコラスという変な外人2人組に
誘拐されそうになります。
自力でなんとか逃げだすのですが、その次の日、
ヒゲゴジラことルミちゃんのパパが
中華街で連れさられてしまいます。

小学生のルミちゃんが逃げだせたのに、
大人であるパパがあっさりつかまっちゃうって、
どうなのよ〜。パパもう少ししっかりしてよ〜、と
ハラハラドキドキです。

ルミちゃん一家をねらったのは、世界征服をたくらむ
謎のオヨヨ大統領一味でした。
この組織の合い言葉は「ポコモコ!」と「ビバ!オヨヨ!」。
へんてこりんな気配がプンプンしますね。
そもそも“オヨヨ”って名まえからして、変ですし。

だれが敵でだれが味方なのか。
パパを助けるために、ルミちゃんは天才発明家である
おじいちゃんとともに、敵の要塞(ようさい)島・オヨヨ島で
ドタバタ大冒険をくりひろげます。

*       *       *

このお話がゆかいな秘密は“テンポのよさ”と
“ユーモアあふれる会話”にあります。
登場人物にとっては大変な場面なのに、会話にかならず笑え
るところがあるのです。絶体絶命のなかで、かけあい漫才が
くりひろげられている感じ、でしょうか。

わたしは人生をすごすうえで大切なもののひとつに、
“ユーモアを解するこころを失わないこと”
があると思っています。
大変なことが起こっても、ほんの少し笑うだけで、なんとか
よい方向へ持っていける気がするときってありませんか。
まわり空気がふぅっとやわらかくなる感じといいますか。

人は弱くて、強い。
ユーモアって、いろいろな場面で味方になってくれる頼りに
なるヤツです。

“笑える”ってだいじ。
“楽しいな”って思えることってだいじ。

みなさんにとって今日がまた、楽しい1日でありますように。

書籍販売部 営業2号
『オヨヨ島の冒険』

『オヨヨ島の冒険』
小林信彦/作
筑摩書房 ※現在絶版

『オヨヨ島の冒険』

『オヨヨ島の冒険』
小林信彦/作
角川書店
(C)角川書店

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