• ファンクラブ通信
  • 読者はがきより
  • ためし読み
  • 今月の新刊
  • 本を探す
  • お知らせ
  • 編集部のお部屋

2009年6月15日更新
この本が好き!

この本が好き! 第24回
心あたたまる、やさしいファンタジー

『クリスマス・カロル』
YA! ENTERTAINMENT編集部 ヒデ坊

青い鳥文庫の読者のみなさん、こんにちは。
青い鳥文庫の兄姉シリーズ「YA! ENTERTAINMENT
(ワイエー! エンターテイメント)」編集部のヒデ坊です。

10月に「YA!」シリーズから刊行予定の『泣いちゃいそうだよ』
の凛ちゃん高校編を担当することになりまして、
青い鳥文庫編集部の前野メリーさんから
「そういうわけ(どういうわけ?)だから、
『この本が好き!』の原稿もよろしくネ!」ということで
登場させてもらうことになりました。

*       *       *

ぼくの好きな一冊、それはディケンズの
『クリスマス・カロル』です。

クリスマスはみんなも大好きだと思うけど、ぼくも毎年
ワクワクしながらその日がやってくるのを待っていました。
小学生のころ、クリスマス・イブに母親と一緒に
街の鶏肉屋さんに行って、こんがりと焼かれた
鳥の骨付きモモ肉を買った時の幸せいっぱいな気持ちは、
いまも温かな思い出として胸に残っています。

*       *       *

さて、この物語の主人公、ケチで欲ぶかく人間嫌いの
スクルージ老人は、クリスマスが楽しい日だなんて
これっぽっちも思いません。

そんなスクルージのもとにイブの夜、
かつて一緒に働いていた相棒の亡霊、
さらには三人の幽霊が次々とあらわれます。

忘れていた少年時代や、貧しいながらも心暖かい人々の生活、
自分の将来を見せられたスクルージは
愚かな自分をかえりみて、人間らしい心を取り戻します。

助け合い、ささえ合いながら生活する家族、
貧しい人や弱い人たちを救おうとする人々……。

*       *       *

『クリスマス・カロル』は他人を思いやりながら生きることの
大切さを伝えてくれて、読むたびにぼくをやさしい気持ちに
包んでくれます。クリスマスに限らずいつも
こうした気持ちを持っていたいものですね。

青い鳥文庫の新装版では杉田比呂美さんの
あたたかいイラストもたっぷり入っていますよ。
今年のクリスマス、いかがですか。

200906この本H
『クリスマス・カロル』

『クリスマス・カロル』
ディケンズ/作
村岡花子/訳
新潮文庫

『クリスマス キャロル (新装版)』
ディケンズ/作
こだまともこ/訳
杉田比呂美/絵
講談社 青い鳥文庫

この本が好き! バックナンバー

HOMEへ戻る