


こんにちは。青い鳥文庫ファンクラブ事務局のゆきちです。
メリー「そのうち、ゆきちさんにも出てもらうからね〜ウフフッ。」
ゆきち「了解です! 考えておきます!」
それから、この本紹介しようかな〜、あの本紹介しようかな〜と
いろいろ妄想(ふふふっ)していたのですが、いざメリーさんに
「ゆきちさんの出番だよ!」と声をかけられたら、ドキドキして
決めるのに時間がかかってしまいました…。(ガックリ)
そんなわたしですが、みんなにおすすめしたい一冊は、
ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』です。
小学生のころ、家族で「ネバーエンディングストーリー」という
映画を観ました。
夢を見ているようで、すっかりその世界にひきこまれてしまい、
何度も何度も観て、セリフをおぼえてしまうくらいでした。
そのころは、その映画に原作本があることを
知らなかったのですが、
何年かして原作の『はてしない物語』と出会いました。
見た目がとても分厚い本なので、読みきれるかな〜と思っていた
のですが、いざ読んでみると、昔の気持ちがよみがえり、
時間も食事もトイレも忘れてイッキに読んでしまいました。
また本の表紙がとってもいいんです!!
この本は、物語の中に出てくる本の表紙とおなじ、あかがね色でへびがおたがいのしっぽをくわえた模様が入っているんですよ。
本を手にしただけで感動したなぁ〜。
本が大好きな少年バスチアンが、ある日、古本屋で
『はてしない物語』と書かれた一冊の本を持ちさってしまいます。
読んでみると、「ファンタージエン」という本の中の世界が、
崩壊寸前でした。 ファンタージエンを救うために、1人の少年
アトレーユが途方もない冒険にでかけます。
そして……、本を読んでいるはずのバスチアンも
ファンタージエンの世界に入ってしまいます。
現実と物語が交じりあって壮大な世界をくり広げる
ファンタジーです。
読んでいくうちに、いつのまにか自分がバスチアンと
一体化してしまい、とても不思議な感じがあじわえます。
――つらいことがいっぱいだったわね。
いい子だったにしろ わるい子だったにしろ、
あるがままでいいのです。――
物語の最後の方で出会った、アイゥオーラおばさまが言ってくれた
この言葉に、何度読んでもホッとした気持ちになれます。
「自分は自分のままでいいんだ!」
「いいときも悪いときもある、それが生きてるってことなんだ!」
と、言われているようで、
なんだかとっても心地いい気分になります。
分厚くて重い本だけど、いつも「読み終わった!」というより
「また読もう!」と思わせてくれます。
自分がいやになったとき、つらいとき、そのときの気持ちに
ピッタリの言葉をくれる本です。
青い鳥っ子のみんなも、ファンタージエンへ行ってみませんか?
自分に自信がない人、不安がある人は、
心がちょっとだけ強くなれますよ。
長い休みを使って、ぜひ読んでほしい一冊です。


『はてしない物語』
ミヒャエル・エンデ/作
上田真而子、佐藤真理子/訳
岩波書店