


青い鳥文庫読者のみなさん、こんにちは!
3〜5歳向けの雑誌「おともだち」の編集部で働いているKです!
ふだん、ディズニーランドに撮影に行ったり、リカちゃんの人形を
持ってロケ(外の撮影)に行ったりしています。
わたしは、このコーナーのひとつ前の回に登場したIさんの
後輩です。
今年、「おともだち」から青い鳥文庫の編集部に移ったIさんに、
「雑誌の編集者がどんな本が好きなのか、
青い鳥っ子に紹介して!」
とたのまれ(おどされ)、書かせていただくことになりました。
“もしかしたら、本当はうちの子じゃなくって、
もっとお金持ちの家の子かも。”
“もし空を飛べて、外国まで行けたら……。”
そんな、空想が大好きな子にオススメしたいのが
『霧のむこうの不思議な町』です。
小学校6年生になった主人公のリナは夏休み、おとうさんに
「むかし、せわになった人がいるから、霧の谷へいってみろ。」
と言われます。
毎年夏休みを過ごしていた場所とはちがう町。
ちょっと不安に思うリナですが、
おとうさんの“知り合い”からもらった、白地に赤い水玉模様で
柄(え)のさきにピエロのついた傘を持って、
言われた谷に向かいます。
しかしその町は、とっても“めちゃくちゃ”な町だったんです。
道をケンタウロスが走っていたり、
頭に黄色い角のある少年に出会ったり。
それもそのはず、霧の谷の住人は
“魔法使いの子孫”なんですもの。
リナはおとうさんの知り合いのピコットばあさんの家に
泊めてもらうのですが、このピコットばあさんがとってもきびしい。
次の日からリナは谷の色々なお店で働かなきゃいけなくなっちゃいます。
でも、古本屋さんで働いたり、お仕事の途中に太らないゼリーや
キャンディーがおなかいっぱい食べられるのは
ちょっとすてきじゃない!?
夏休みいっぱいを霧の谷で過ごすリナですが、
帰るときにとってもすてきなプレゼントをもらいます。
“魔法使いの子孫”がくれるプレゼントってなんなんでしょう。
読んでいくうちに、本の中の色とりどりの世界に、
ふっと背中を押されて、引き込まれてしまいますよ☆
本を読んだあと霧の谷のことをもう一度夢で見るのもすてきだし、
授業に飽きたときに窓から空を見ながら、
「もしいま、不思議な町にいたら……。」
なんて考えてみるのもすてきです。
とっても読みやすい本です。
最近ファンタジーからちょっとはなれちゃってる人も、
『霧のむこうの不思議な町』からまた始めてみませんか?
今回、「なにか小学生の時に読んだ本を紹介してください。」
と言われて
真っ先に思いついた『霧の向こうの不思議な町』。
その本を作った会社で働いていたと気づいていなかったわたしは
(それはそれで残念ではありますが)、
なんてすてきなことなんだろう! と思いました。
霧の谷の古本屋さん・ナータは、
「本って人をひきつけて、その人に影響をあたえるってことが
あるでしょう。」と言い、また、
「この町がほんとうに必要な人は、
この町にくることができるのよ。」
と言っています。
わたしもまたこの本に吸いよせられて、
ふたたび霧の谷に行くこと(!?)ができたのでしょうか?
本との出会いはほんとうにすてきな出会いだと思いました!
みなさんがこれからもたくさん本を読んで、色々な本の世界で
色々な登場人物と出会ってくれるといいなあとおもいます!