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2009年8月14日更新
この本が好き!

この本が好き! 第28回
読まずに死ねるか! 世界最高峰の歴史ロマン

『三国志』
なかよし編集部 T

みんな、三国志って知ってる?

え? なになに? ゲームの『三国無双』やったことあるって?
おもしろいよね〜。自分一人で敵の大軍をなぎたおす
爽快感がたまらないよね。おれも夢中になってやってたよ。
ん? 映画『レッドクリフ』も見たの?
そうそう、あれは三国志の中で最大の戦いの、「赤壁の戦い」を
映画化したものだね。映像に迫力があって、
見てるとワクワクして、血がわきたつようだった!

それでそれで、三国志の本は読んだ?

……えっ!? 読んだことないって? それはもったいない!
物語を知れば『三国無双』も『レッドクリフ』も
さらにおもしろくなるよ☆
青い鳥文庫の『三国志』で、三国志デビューしちゃおうよ!

とうわけで今回は、わたし、雑誌「なかよし」の編集部Tが
お気に入りの一冊、『三国志』を紹介させていただきます。

*       *       *

三国志は1800年くらい前の中国の歴史をもとにしたお話です。

当時、中国では黄巾族(こうきんぞく)といわれる集団が
後漢王朝に対して反乱を起こし、世の中は大いに乱れていました。

劉備玄徳(りゅうびげんとく)は、いまは貧しい生活を
しているけど、実は高貴な血をひいていて、乱れた世の中を
正そうという志(こころざし)を持つ青年です。

彼が、おなじく大きな志を持つ張飛(ちょうひ)、
関羽(かんう)という二人の豪傑(ごうけつ)と出会い、
三人で義兄弟(ぎきょうだい)の契(ちぎ)りを
結ぶところから物語は始まります。

小さな村に暮らす青年・劉備が、
その大きな志とやさしい人柄で英雄たちを集めつつ、
国を建てるという壮大なロマンは、
読む者に夢をあたえてくれます。

しかも、三国志が特別なのは、多少の脚色はあるにせよ、
戦争の勝敗や人物の生死などがすべて事実であり、
これらは現実に起こった歴史だということです。
それが、読んでいるときのドキドキを倍増してくれます。

*       *       *

登場人物がみんな個性的なのも三国志の大きな魅力です。

劉備は領民を連れて敵軍から逃げる際に、部下から
「領民を捨ててお逃げください。」と言われます。
そのとき「自分ひとり逃げて、なんになろう。」と
領民たちを思う劉備のやさしさは、とても温かくてすてきです。

そんな劉備の妻子を守るため、敵陣の中に
たった一騎でつっこんでいく趙雲(ちょううん)の
忠義深さは、読んでいてふるえるほどかっこいいものです。

お酒で失敗してしまう張飛も、みなさんのお父さんから
見ると、「わかるわかる。」と共感できる
愛すべき人物かもしれませんね。

*       *       *

これらのエピソードのどれもが、すでに発売されている
青い鳥文庫『三国志』に入っており、
小沢章友先生の歯切れよくいきおいのある文章で
読むことができます。
また、山田章博先生の迫力ある絵は、
三国志世界の壮大さを表して、余りあるものです。

これを読めば、きっとあなたのお気に入りの
三国志人物が見つかることでしょう。
この機会にぜひ無限に広がる三国志世界へ
来てみてはいかが?

*       *       *

最後になりますが、どうして、なかよし編集部のわたしが
このコーナーに登場しているのかみなさんわかりますか?

青い鳥文庫好きならわかるかもしれませんね。
実は、雑誌「なかよし」には、青い鳥文庫で刊行している
シリーズを原作とするまんが、『夢水清志郎事件ノート』
『若おかみは小学生!』『妖界ナビ・ルナ』があるんです!

どうぞ『三国志』ともども、そちらもよろしくお願いします。
それでは〜。

200908この本T

『三国志(1)飛龍の巻』
小沢章友/作
山田章博/絵
講談社 青い鳥文庫

劉備

劉備
(りゅうび)

関羽

関羽
(かんう)

張飛

張飛
(ちょうひ)

趙雲

趙雲
(ちょううん)

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