


みんな、三国志って知ってる?
え? なになに? ゲームの『三国無双』やったことあるって?
おもしろいよね〜。自分一人で敵の大軍をなぎたおす
爽快感がたまらないよね。おれも夢中になってやってたよ。
ん? 映画『レッドクリフ』も見たの?
そうそう、あれは三国志の中で最大の戦いの、「赤壁の戦い」を
映画化したものだね。映像に迫力があって、
見てるとワクワクして、血がわきたつようだった!
それでそれで、三国志の本は読んだ?
……えっ!? 読んだことないって? それはもったいない!
物語を知れば『三国無双』も『レッドクリフ』も
さらにおもしろくなるよ☆
青い鳥文庫の『三国志』で、三国志デビューしちゃおうよ!
とうわけで今回は、わたし、雑誌「なかよし」の編集部Tが
お気に入りの一冊、『三国志』を紹介させていただきます。
三国志は1800年くらい前の中国の歴史をもとにしたお話です。
当時、中国では黄巾族(こうきんぞく)といわれる集団が
後漢王朝に対して反乱を起こし、世の中は大いに乱れていました。
劉備玄徳(りゅうびげんとく)は、いまは貧しい生活を
しているけど、実は高貴な血をひいていて、乱れた世の中を
正そうという志(こころざし)を持つ青年です。
彼が、おなじく大きな志を持つ張飛(ちょうひ)、
関羽(かんう)という二人の豪傑(ごうけつ)と出会い、
三人で義兄弟(ぎきょうだい)の契(ちぎ)りを
結ぶところから物語は始まります。
小さな村に暮らす青年・劉備が、
その大きな志とやさしい人柄で英雄たちを集めつつ、
国を建てるという壮大なロマンは、
読む者に夢をあたえてくれます。
しかも、三国志が特別なのは、多少の脚色はあるにせよ、
戦争の勝敗や人物の生死などがすべて事実であり、
これらは現実に起こった歴史だということです。
それが、読んでいるときのドキドキを倍増してくれます。
登場人物がみんな個性的なのも三国志の大きな魅力です。
劉備は領民を連れて敵軍から逃げる際に、部下から
「領民を捨ててお逃げください。」と言われます。
そのとき「自分ひとり逃げて、なんになろう。」と
領民たちを思う劉備のやさしさは、とても温かくてすてきです。
そんな劉備の妻子を守るため、敵陣の中に
たった一騎でつっこんでいく趙雲(ちょううん)の
忠義深さは、読んでいてふるえるほどかっこいいものです。
お酒で失敗してしまう張飛も、みなさんのお父さんから
見ると、「わかるわかる。」と共感できる
愛すべき人物かもしれませんね。
これらのエピソードのどれもが、すでに発売されている
青い鳥文庫『三国志』に入っており、
小沢章友先生の歯切れよくいきおいのある文章で
読むことができます。
また、山田章博先生の迫力ある絵は、
三国志世界の壮大さを表して、余りあるものです。
これを読めば、きっとあなたのお気に入りの
三国志人物が見つかることでしょう。
この機会にぜひ無限に広がる三国志世界へ
来てみてはいかが?
最後になりますが、どうして、なかよし編集部のわたしが
このコーナーに登場しているのかみなさんわかりますか?
青い鳥文庫好きならわかるかもしれませんね。
実は、雑誌「なかよし」には、青い鳥文庫で刊行している
シリーズを原作とするまんが、『夢水清志郎事件ノート』
『若おかみは小学生!』『妖界ナビ・ルナ』があるんです!
どうぞ『三国志』ともども、そちらもよろしくお願いします。
それでは〜。