


青い鳥文庫読者のみなさん、こんにちは。
雑誌『なかよし・ラブリー』でまんが版の
「若おかみは小学生!」を描いている、
まんが家のおおうちえいこです。
いまガリガリと、藍竜さん編クライマックス執筆中です!
そんな中、本を紹介しちゃいます。
ふだんはまんがを読むことの多いわたしですが、
子供のころから大好きな本があります。
それは、モンゴメリ作『赤毛のアン』です。
とっても有名で、知ってる方は多いと思います。
アニメも映画も大好きでおもしろいけど、
原作、最高!!
もう読んでしまった人も、
大人になっても、ぜひ読みなおしてほしいです。
まったく、何度読んでもおもしろいのです!
子供のころはアンに感情移入して読んでいました。
わたしも空想好きな子供だったのです。
山形のいなかで育ったのに、さらにいなかの
美しい風景にあこがれていました。
「草原でお花つみをしてみたい。」
でも、家のまわりに田んぼはたくさんあっても、
草原はありませんでした。リアル田んぼは、
美しい緑色の時は水がはってあって遊べないし。
しょうがないのでちょっと広めの田んぼのあぜ道で、
「ここは草原、草原。」と思いこんで
小指のつめくらいのちっちゃい花をプチプチつんでみたり。
薔薇(ばら)色の夕焼け空を見ては、
「あんな色のドレスを着てみたい。ね?」
と友達に同意をもとめたり。
……痛い? もしかして痛い子ですか?
(でも友達も、「わたしはあっちの空の
もっと薄い色のドレスにするわ。」と言ってくれました。)
そんな感じで、こどものころにアンの物語を読んだときは、
モンゴメリ先生の風景描写にノックアウト。
桜並木も、アイドルワイルドも、そんな美しい風景
身近にないかな、と探してしまうくらいでした。
アンの空想ごっこにもついていけたのです。
でも、不思議なことに、大きくなってから読みなおすと、
アンが少々おしゃべりすぎる……と思ってしまったのです!
話はいいから早く手伝いしようよ、とかね。
そんなこと思う自分が悲しいと思いました。
知らず知らずに大人になってしまうのですね……。
ですが! そこはおさえて、読みつづけました。
すると、アン思いこみ激しいし、とかイラっとしたところで、
マリラのセリフ。
「ばかなことを言いなさんな。」
「アン、だまっておくれ。」
ざくざくとアンの空想話を切ってすてるマリラ。
それがとってもバランスいい!
マリラはつっこみ上手だったんだ!
子供のころは、つまらない大人
(大人ってつまらないと思ってました)と思ってたけど、
なんて魅力的な人だったの……!
と、気づいたのです。
さらに大人になって読むと、
マシュウも、リンド夫人も、ああこんな人だったんだ、と、
初めて会うような気持ちになったり。
こんなに人物が豊かにえがかれている、と知ることができ、
読みかえしてよかったと思いました。
(大人になるのも悪くない、とも。)
……というわけで、『赤毛のアン』、
まだ読んだことのない方は、子供時代にぜひ一度。
そして、大人になったら、
また読みかえしてみてはいかがでしょう?
みなさんはどんな風に思うのかな……。