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2009年12月15日更新
この本が好き!

この本が好き! 第35回
本を読むことは「冒険」だ!
『三銃士』
(文芸図書第三出版部 P)

青い鳥文庫読者のみなさん、こんにちは! 
講談社ノベルスを編集しているPです。
大人向けのミステリーを編集する僕が、なぜこのコーナーに
おじゃましているのでしょうか? 
実は、みなさんがよく知っている方を担当しているんです。
その方とは、はやみねかおる先生に、楠木誠一郎先生に、
関田涙先生。
こんなご縁で登場した僕のオススメ作品を紹介します!

*       *       *

さて突然ですが、みなさんには信頼できる仲間(親友)は
いますか?
仲間について思わず考えてしまう作品といえば『三銃士』。
いまから400年近く前のフランスが舞台。
片田舎から大都会パリにやってきたダルタニャンが、
3人の銃士(アトス、ポルトス、アラミス)と
印象悪〜い(?)出会いをして、ひょんなことから仲間に
なってしまいます。
その彼らとともにフランスやイギリスをゆるがす陰謀に
立ち向かうという冒険活劇です。

この作品を初めて読んだのは小学校高学年のころ。
主人公ダルタニャンが強い敵と戦って、勝ち進んでいく
展開に、とてもワクワクしたことを覚えています。
いま考えてみると、仲間の大切さとか、3人の銃士のこととか、
あまり考えて読んでいませんでしたね。
ダルタニャンのことしか興味ありませんでした。

ところが、何年か過ぎて読みかえしてみると、あら不思議! 
いろんなことが見えてきます。
謎解きのおもしろさがあったり、美女と男のだましあいに
ハラハラしたり、恋の話にジーンときたり、
父から子への言いつけに男としての生き方を知ったり。
そして仲間のために自分を犠牲にする三銃士たちの
かっこよさや渋さにあこがれたり。

*       *       *

みなさんもこれまで、おなじ作品を読みかえすたびに
新しいおもしろさを見つけた! って経験ありますよね。
もしかしたら、友だちにくらべて気づけなかったって
落ちこむ人もいるんじゃないでしょうか? 
でも、あせる必要なんてまったくありませんよ。
みなさんが家や学校などでいろいろな体験をしていくうちに
自然と気づくはずです。僕がそうでしたから。
 
読むたびに新発見あり――
本を読むって「冒険」みたいなものですね。
みなさんもたくさんの「冒険」に出かけて、
たくさんの発見をしてみよう! 
その一冊に『三銃士』をぜひ。
「仲間(親友)がこまってるときに僕だったら、私だったら
なにができるのか?」ということを考えながら読んでみてください。
(そうそう、おもしろさをどんどん発見したいなら、1年に1回ずつ
読みかえしてみるのもオススメですよ)。

*       *       *

ところで、青い鳥文庫読者におしらせしたい情報があります。
この12月に、講談社ノベルスから楠木誠一郎先生の
『消された龍馬 念写探偵・加賀美鏡介』が発売されました。
「タイムスリップ探偵団」でおなじみのあの人たちも登場、
坂本龍馬の謎と桜葉女子学園で起きた事件の謎にせまります!
どうぞお読みください。

200912この本P
『三銃士』

『三銃士』
A・デュマ/原作 
藤本ひとみ/文 
K2商会/絵
講談社 青い鳥文庫

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