ずいぶん前のことなので、パスワードシリーズのどの本だったのか失念してしまったのだが、読者からの指摘ではじめて気がついた誤植(ごしょく)があった。
となっていたのだ。その時点で刊行からすでに5年はたっており、何度か重版になっていたのに、ぜんぜん気づかなかったのだから恥ずかしいかぎりだ。もうひとつ、これは「パスワード」ではなくて、「YA! ENTERTAINMENT(ワイエー エンターテイメント)」の『レイの青春事件簿1 ミッシング・ガールズ』だが、そのもくじで、
この本で、レイさんが高校生のころの話が読めるよ!
という誤植もあった。ただ、「輸」と「輪」は似た文字だし、「部室」と「部屋」は似たような単語だし、なぜこんなまちがいが起きたのかは想像がつく。ところが世の中には、
「な、なんでこんなことになったのか?」
と唖然(あぜん)ボーゼン、爆笑必至(ばくしょうひっし)の誤植も少なくないのである。
これは数年前の話で、新聞でもずいぶん話題になったから、知ってるヒトもいるかと思う。その当時、新潟県魚沼郡中里村に「雪国はつらつ条例」というのがあった。これをある教科書が、「雪国はつらいよ条例」と誤植。平謝りしたというできごとがあった。
というわけだ。教科書の編集者は、映画「男はつらいよ」のファンだったのか?
ぼくが雑誌で見た誤植で大ウケだったものがある。こうだ。
これを読んで「そうか、人生とは暴走族なのだ!」とハゲしく納得するヒトはだれもいないであろう。
かと思えば、これはネットの「誤植サイト」でひろった話だけど、ある映画雑誌にこんな誤植があったそうだ。
これじゃ、イヌなんだかネコなんだかわからないので、なんとかしてほしいと思うのはぼくだけではあるまい。
これもやはりネットからのネタだが、ともかく誤植が多いことで有名なゲーム雑誌があったという。誌面全体が誤植のオンパレードだったのだが、なかでもきわめつけの誤植が、これだ!
ここでアクセル全開、ハンドルを右に!
↓
ここでアクセル全開、インド人を右に!
なんだ、これは? 「ハンドル」が「インド人」になってしまった理由を、編集部はきちんと説明してほしい。
だが、これさえカワイク見えるほどの、超弩級(ちょうどきゅう)の誤植、歴史的誤植というのがじつは存在するのだ。宝島社刊『VOW王国 ニッポンの誤植』にでていた話で、ある週の週刊文春の「訂正」欄にこんな記事が載っていた。
〈■訂正 先週号「名前」記載の「大和田獏」を「武者小路実篤」に訂正します。(編集部)〉
つまり先週号で、
武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)
↓
大和田獏(おおわだ ばく)
と誤植したわけなのだが……しかし、どういう誤植なのだ、なんの関係もないじゃないかっ、と思わずつっこみをいれたくなるではないか。(獏、じゃなくて、爆)
この本には、ほかにもトンデモ誤植がいっぱいなので、興味あるヒトはぜひ読んでください!
≪おまけ≫
誤植ではないが、あるテレビ局のアナウンサーが「旧中山道(きゅうなかせんどう)」を「いちにちじゅうやまみち」と読んだ、という話を読者からのメールで知った。わはははは!