『匂いをかがれるかぐや姫〜日本昔話Remix〜』という本(原倫太郎著・マガジンハウス刊)がある。一寸法師・かぐや姫・桃太郎の三つの日本昔話を、まずはコンピューターの英語翻訳ソフトで翻訳。翻訳した英文をこんどは日本語翻訳ソフトで再翻訳したものだ。するとどうなるか。たとえば一寸法師は――。
一寸法師 → A little,law mentor → 少量法律助言者
という具合。「少量法律助言者とはなんだ?」と思わずつっこみをいれたくなるが、本まるまる一冊が全文この調子なので、いちいちつっこんでいると疲れてしまうくらいハチャメチャにおもしろい。興味あるヒトはぜひ読んでいただきたい。
さて、こういうおもしろいことを知ってしまったら、トーゼン、自分でもやってみたくなるではないか。そこで、「パスワード」シリーズのタイトルをいくつか、おなじ方式で翻訳ソフトにかけてみた。英文は省略して、再翻訳された日本語タイトルをいくつか記してみよう。

パスワードは、ひ・み・つ → パスワードは秘密です
ほぼそのまんまである。しかし、つぎのふたつはどういう意味なのか?

パスワードのおくりもの → パスワードについて1つ以上になること

パスワードに気をつけて → それはパスワードに関して注意されます
なんでこうなるのかさっぱりわからん。謎だ! ほかにも、無意味におかしいタイトルだけをざっと書き出しておこう。

パスワード VS. 紅カモメ → パスワード対明るい赤い海のカモメ

パスワードで恋をして → それはパスワードで恋に落ちます

パスワード菩薩崎決戦 → パスワードぼさつ岬の天王山

パスワード風浜クエスト → パスワードスタイルビーチ探索

パスワード忍びの里 → パスワード辛抱の故郷
わはははは、辛抱の故郷! いま故郷は産業がすたれて大変で辛抱を余儀なくされている、という意味なのか。「風浜」が「スタイルビーチ」とは知らなかったが、なんかカッコイイ名前ではないか。いつかつかってみたい気がする。
さてこうなると、本文のほうはいったいどう再翻訳されるのか、大いに気になるところだ。この際だから、『パスワードは、ひ・み・つ』の冒頭部分をためしてみるぞ!
この文章は、冒頭5〜6ページにのってるよ。
「そんなの、わかりっこないじゃないか。これだけじゃ、データ不足だよ。」
ダイがいった。
「ほんと。」
つづいてみずきが発言する。
「どうして色までわかるわけ?」
「そもそもこれ、問題自体がおかしいよ。」
といったのは飛鳥だ。
まずここまではどうなるかというと……こうなる。 
これを保持するのにおいて可能であることで、それはデータ不足です。
「そのようなものがないか、飲酒、決して理解していなくて、Itによる。」
ダイが言ったということです。
「真実。」
Itは続きません、そして、日常生活注意をします。
「なぜ初めに、これと問題はおもしろいか。」
を色を理解さえするので、Itは飛鳥です。
な、なんだ、これは? 「飲酒」というのはどこからでてきたんだ? 酔っぱらってるんじゃないのか、翻訳ソフト? そうか「色を理解さえするので、Itは飛鳥」なのか。わけわからん。おもしろいので、もうすこしつづけてみるぞ。
「出発点から南へ2キロ、そこから方向をかえて東へ3キロ、そこで、も一度方向転換して北へ3キロ歩いたら、もとの場所へもどったなんて。そんなばかな話、あるはずがない。」
「いや、問題はまちがっていない。」
ネロが話にわりこんできた。
「それにデータ不足でもない。よく考えればわかるはずだがね。」
こんどはこうなった。 
「指示を2キロ変えます、そして、そこに、出発点から南と次に、ichiまで、前の場所所有物にいつを返したかなら方向転換と2キロステップがするという度合いが北にあります。2キロ東です。話、ある愚かです。そのように。」
「いいえ、問題はまちがっていない。」というネロが話を中断しました。
「それはそれのデータ不足ではありません。それは、しばしば考えるかどうか確実に理解しています。」
むむむ「前の場所所有物にいつを返したかなら方向転換と2キロステップがするという度合いが北にあります。」ときたか。それは最近危険な動きを見せているあの国のことなのか。なんでパスワードにそんな話がでてくるのだ。なるほどなるほど「しばしば考えるかどうか確実に理解して」いるのか……って、なにいってるのかさっぱりわからないじゃないかっ! 語学力ゼロなんじゃないのか。だったら翻訳なんかするなっ!
ほらね、つっこみどころ満載だったでしょ。(*^_^*)