菅原潤 著 定価 1,575円(税込)
戦前期、「近代」を問う日本の知識人たちは 何を思想的課題とし、何を思考し続けていたのか。 田辺元の「弁証法」と保田与重郎の「イロニー」を二つの極に、 三木清の「人間学」・萩原朔太郎の「デカダンス」の思想を 媒介項とすることにより戦前の思想地図を大幅に書き換える。 同時に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として 戦前期の思想を世界の哲学思潮の中に位置づける意欲作。
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田島正樹 著 定価 1,575円(税込)
社交を尊び、戦場で神を感得し、 悲劇的世界観を物語に読み込む。 そんな古代ギリシア人たちの精神を、
ヘロドトスやツキュディデス、 ギリシア悲劇や叙事詩などのテクストから喚び起こし、 ギリシアの古層にある思考に光を当て、 さらには現代の哲学的問題へと思考を深める。 私たちの内なるギリシア人と出会う旅への誘い。
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■【既刊書目録】 2010年3月現在(pdfファイル容量:704KB)
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■メールマガジン発行中
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和田伸一郎 著 定価 1,575円(税込)
グローバリゼーションの時代、 国家とメディアの関係は敵対か、はたまた共存か? IT技術は〈人間〉への福音か、それとも呪いか? ──来るべき世界における権力・メディア・ 人間の関係を根底から考察する。
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永井均 著 定価 1,890円(税込)
独立国家として歩み出したフィリピン政府は、 戦後の国際状況と対日関係、そして激しい国民の怒りを前に、 この裁きに、どのような意義を見出し、困難に直面したか。 一五一名の被告は、いかにして裁かれ、獄中を過ごし、 そして処刑、恩赦に至ったか。 日比両国の数多くの資料と当事者たちの証言を丹念に検証し、 これまで様々に語られてきた戦犯裁判という問題に、 実証の光を当てる試み。
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前田英樹 著 定価 1,680円(税込)
柳田國男の民俗学と柳宗悦の民藝運動──。 異なる方法、言葉遣いで展開されたそれらを、 成長させた土壌は同じひとつのものだ。 それを本書で著者は、〈原理としての日本〉とよぶ。 時期を同じくしながら、交わることの少なかった 二人の仕事によりそい、二人の輪唱に誘う力作。
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片岡耕平 著 定価 1,785円(税込)
列島に共通して見られる、出産と死を「穢」とみなす民俗習慣。 その起源の探求は九〜十世紀に制定された『延喜式』に行き当たる。 その他数多くの史料を、当時の息づかいがわかるように参照し、 「穢」という不可思議な意識と 社会秩序感覚が生み出された過程を明らかにする。 さらに、神国という〈われわれ〉意識、 つまり国家意識の萌芽を見出さんとする挑戦的な歴史学の試み。
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有本真紀 著 定価 1,680円(税込)
「最高の卒業式」を目指し、教師と生徒が努力を重ね、 みんなでともに歌い、感動し、涙する「感情の共同体」が達成される──。 この、日本独特と言える「儀式と感情との接合」は、いついかにして生まれたか。 涙の卒業式、この私たちにとって当たり前の光景の背景には、 明治初期以来の学校制度構築の歴史が横たわっている。 日本の近代と教育をめぐる、新たな視角!
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松尾晋一 著 定価 1,575円(税込)
禁制キリシタンの密入国、傍若無人の密貿易船、 そして黒船──打ち払っても打ち払ってもやってくる外国船。 「天下太平」の常識を覆し、幕府開設当初から つねに異国船への対応に悩まされていた江戸時代の実状を、 綿密な実地史料を基に活写する。
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八木沢敬 著 定価 1,785円(税込)
論理的にものを考える人なら誰にでも理解可能なように 明晰的確に文章を書き、かつ徹底的に話題を掘り下げ、 ものごとの根底に迫る持続的な細密思考を追求するのが、 分析哲学者の流儀だ、と著者はいう。 言語哲学と論理哲学という二本柱に、 一九七〇年以降重要性を増した形而上学。 この三つの分野に焦点を当てつつ、わかりやすくかつ深く 分析哲学的思考を繰り広げる画期的入門書。 好評『分析哲学入門』に続く中級編、登場!
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新井政美 編著 定価 1,680円(税込)
「共和国トルコの父」ケマル・アタテュルクによって 否定されたはずのイスラムは、 なぜその後も長く生き残ったのか。 幾重にも複雑に絡まった糸を解きほぐし、 イスラム世界における近代化の問題を 「脱イスラム」のフロントランナー、 トルコ共和国の歩みから読み解く。
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井上智勝 著 定価 1,575円(税込)
徳川家康のブレーンとして名高い金地院崇伝曰く、 「神ならば吉田存ずべき儀」。 幕府の権力が直接及ばない「神」の領域を、 「吉田の神主」たちは、いかにして手中に収めていたのか。 近世史の一断面として、神祇管領長上吉田家の盛衰を見通す!
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ブーイサック,ポール 著/鷲尾翠 訳 定価 1,680円(税込)
『一般言語学講義』とは、 言語=システムの謎を巡る孤独な戦いの記録である。 今なお輝きを失わない現代思想の源でもある。 自然言語がもつ「恣意性/必然性」、「安定性/不安定性」、 「論理性/非論理性」などの不思議について、 ソシュール本人の問題意識に立ち戻って、 丁寧・平易・明確に記述する画期的入門書。 (解説・中沢新一)
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アファナシエフ,ヴァレリー 著/大野英士 訳 定価 1,890円(税込)
音楽とはなにか? 音楽を演奏するとはどういうことか? 沈黙と時間は音楽と、どのような関係を結ぶのか? 人間と音楽は、どのような関係を結ぶのか? ──クラシック界の世界的鬼才ピアニストが 音楽と音楽の演奏について縦横無尽に思考をめぐらせる。 選書メチエのための書き下ろし論考!
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許光俊 著 定価 1,575円(税込)
混沌から空虚へ──戦後昭和期の時代精神の深部を、 劇画、歌謡曲、映画、少年小説など 〈サブカル〉ジャンルの作品の 詳細な「読み」から剔抉する本格評論。
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檜垣立哉 著 定価 1,575円(税込)
これまでの哲学が再三にわたって論じてきた「私」という問題。 しかしそこには、大きな見落としがあったのではないか? 産まれる、子をはらむ、産む、死んでいく、だけど誰かが残る。 こうしたことを、それ自身として真正面からとらえる。 そのための哲学が、ここからはじまる。
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吉村典久 著 定価 1,680円(税込)
同族経営、「物言わぬ」株主と取締役、御用組合。 日本の企業風土にはびこる旧弊を乗りこえ、
グローバル・スタンダードな企業統治(コーポレート・ガバナンス)を 貫徹するべし──この通念は真なのか?
大企業が果たしてきた危機克服──社長解任という統治行為の実態、 この国の組織が育んできた伝統、そして「お手本」とされた
アメリカの事例を検証し、企業統治論のオルタナティブを探る。 日本の会社を作りあげてきたもの、 これから作りあげるものは、果たして何か?
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金沢英之 著 定価 1,785円(税込)
一篇の御伽草子『御曹子島渡』を手に携えて、 英雄・義経の物語をめぐる旅が始まる──。 『古事記』の大国主神話、吉備真備入唐譚、 坂上田村麻呂と悪路王、鞍馬寺の毘沙門天信仰、 陰陽道、蝦夷ヶ島などなど、 古代から近世までを縦断する義経物語の遍歴を検証し、 跡づける冒険的力作!
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田野大輔 著 定価 1,890円(税込)
産めよ殖やせよ。 強きゲルマン人の子を大量に得るために 性の解放を謳うナチズム。 従来の定説を覆し、欲望の禁止ではなく、 解放により大衆を支配しようとした ナチズムの「性の政治」の実態に、 豊富な原資料から光を当てる。
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竹中均 著 定価 1,890円(税込)
永らく精神分析の「躓きの石」であった自閉症。 両者の不幸な出会いを、 フロイト思想の原点「心理学草案」に 戻ることによって解消し、 さらにはヴィトゲンシュタインの思考を媒介に、 新たな自閉症理論を構築する。
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村岡晋一 著 定価 1,680円(税込)
近代的思考の基礎を作った ドイツ観念論の四人の代表的哲学者。 彼らの思想の核心には、歴史の「これから」に おのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。 先達の思想を受け継ぎ、 かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、 これまでになく平易かつ明快に解説する。
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藤澤房俊 著 定価 1,680円(税込)
一八世紀末、イタリア半島は小国の集合体だった。 サルデーニャ王国、ジェノヴァ共和国、ヴェネツィア共和国、 モデナ公国、パルマ公国、トスカーナ大公国、教会国家、ナポリ王国、 ハプスブルク帝国領のミラノ公国……。 フランス革命の風を受け、統一国家「イタリア」の実現を目指す 「再興運動」の激しいうねり。 大国フランスとオーストリアの狭間で、 いかにして「想像の政治的共同体」は成立したのか? 明治日本にも大きな影響を与えた一大政治ドラマを活写する。
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野村伸一 著 定価 1,890円(税込)
米を食べ、芋を植え、魚を捕る。船を家とし海を渡り、 時に交易し時に海賊と化す。女達はしっかり者の働き者で、 女性化した観音さまを信仰する。死後の世界は海の彼方にあり、 死者の魂は蝶や花となって生者の世界を訪れる── 中国、朝鮮、沖縄、台湾を一つの視野におさめ、 「東の地中海」=東シナ海をめぐる地域に通底する基層文化を、 多様な民俗現象から掘りおこす。
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神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集 定価 1,890円(税込)
神という絶対的な真理と人間の理性をめぐって、 多様な思索が交錯する──。 近世に呼び戻されたヘレニズム哲学。デカルト、ホッブズ、スピノザ。 そして、アリストテレス哲学の展開からヘーゲル、マルクス、ハイデガーへ。 近代へ向かう哲学史の脈動を、鮮やかにとらえた論考を収載。 また、シリーズ全4巻の人名・書名総索引を附す。
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渡邉義浩 著 定価 1,785円(税込)
曹操の革新性の本質、諸葛亮と劉備の緊張関係、 孫呉の盛衰の基底にある力学── 史実の三国時代は、権力確立を希求する君主たちと、 儒教的思想と文化、名声を力とする「名士」がせめぎ合う、 緊迫した政治空間であった。 中国史上の大転換点として、史実の三国時代を 当代の第一人者が描ききる、 これぞ、三国志研究の決定版!
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