講談社BOOK倶楽部
講談社創業100周年記念企画「この1冊!」

  


550 弁証法とイロニー 戦前の日本哲学

菅原潤 著
定価 1,575円(税込)

戦前期、「近代」を問う日本の知識人たちは
何を思想的課題とし、何を思考し続けていたのか。
田辺元の「弁証法」と保田与重郎の「イロニー」を二つの極に、
三木清の「人間学」・萩原朔太郎の「デカダンス」の思想を
媒介項とすることにより戦前の思想地図を大幅に書き換える。
同時に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として
戦前期の思想を世界の哲学思潮の中に位置づける意欲作。

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551 古代ギリシアの精神

田島正樹 著
定価 1,575円(税込)

社交を尊び、戦場で神を感得し、
悲劇的世界観を物語に読み込む。
そんな古代ギリシア人たちの精神を、 ヘロドトスやツキュディデス、
ギリシア悲劇や叙事詩などのテクストから喚び起こし、
ギリシアの古層にある思考に光を当て、
さらには現代の哲学的問題へと思考を深める。
私たちの内なるギリシア人と出会う旅への誘い。

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■【既刊書目録】 2010年3月現在(pdfファイル容量:704KB)

メールマガジン発行中

 

547 国家とインターネット

和田伸一郎 著
定価 1,575円(税込)

グローバリゼーションの時代、
国家とメディアの関係は敵対か、はたまた共存か?
IT技術は〈人間〉への福音か、それとも呪いか?
──来るべき世界における権力・メディア・
人間の関係を根底から考察する。

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548 フィリピンBC級戦犯裁判

永井均 著
定価 1,890円(税込)

独立国家として歩み出したフィリピン政府は、
戦後の国際状況と対日関係、そして激しい国民の怒りを前に、
この裁きに、どのような意義を見出し、困難に直面したか。
一五一名の被告は、いかにして裁かれ、獄中を過ごし、
そして処刑、恩赦に至ったか。
日比両国の数多くの資料と当事者たちの証言を丹念に検証し、
これまで様々に語られてきた戦犯裁判という問題に、
実証の光を当てる試み。

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549 民俗と民藝

前田英樹 著
定価 1,680円(税込)

柳田國男の民俗学と柳宗悦の民藝運動──。
異なる方法、言葉遣いで展開されたそれらを、
成長させた土壌は同じひとつのものだ。
それを本書で著者は、〈原理としての日本〉とよぶ。
時期を同じくしながら、交わることの少なかった
二人の仕事によりそい、二人の輪唱に誘う力作。

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545 穢れと神国の中世

片岡耕平 著
定価 1,785円(税込)

列島に共通して見られる、出産と死を「穢」とみなす民俗習慣。
その起源の探求は九〜十世紀に制定された『延喜式』に行き当たる。
その他数多くの史料を、当時の息づかいがわかるように参照し、
「穢」という不可思議な意識と
社会秩序感覚が生み出された過程を明らかにする。
さらに、神国という〈われわれ〉意識、
つまり国家意識の萌芽を見出さんとする挑戦的な歴史学の試み。

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546 卒業式の歴史学

有本真紀 著
定価 1,680円(税込)

「最高の卒業式」を目指し、教師と生徒が努力を重ね、
みんなでともに歌い、感動し、涙する「感情の共同体」が達成される──。
この、日本独特と言える「儀式と感情との接合」は、いついかにして生まれたか。
涙の卒業式、この私たちにとって当たり前の光景の背景には、
明治初期以来の学校制度構築の歴史が横たわっている。
日本の近代と教育をめぐる、新たな視角!

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543 江戸幕府と国防

松尾晋一 著
定価 1,575円(税込)

禁制キリシタンの密入国、傍若無人の密貿易船、
そして黒船──打ち払っても打ち払ってもやってくる外国船。
「天下太平」の常識を覆し、幕府開設当初から
つねに異国船への対応に悩まされていた江戸時代の実状を、
綿密な実地史料を基に活写する。

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544 意味・真理・存在  分析哲学入門・中級編

八木沢敬 著
定価 1,785円(税込)

論理的にものを考える人なら誰にでも理解可能なように
明晰的確に文章を書き、かつ徹底的に話題を掘り下げ、
ものごとの根底に迫る持続的な細密思考を追求するのが、
分析哲学者の流儀だ、と著者はいう。
言語哲学と論理哲学という二本柱に、
一九七〇年以降重要性を増した形而上学。
この三つの分野に焦点を当てつつ、わかりやすくかつ深く
分析哲学的思考を繰り広げる画期的入門書。
好評『分析哲学入門』に続く中級編、登場!

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541 イスラムと近代文化  共和国トルコの苦闘

新井政美 編著
定価 1,680円(税込)

「共和国トルコの父」ケマル・アタテュルクによって
否定されたはずのイスラムは、
なぜその後も長く生き残ったのか。
幾重にも複雑に絡まった糸を解きほぐし、
イスラム世界における近代化の問題を
「脱イスラム」のフロントランナー、
トルコ共和国の歩みから読み解く。

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542 吉田神道の四百年  神と葵の近世史

井上智勝 著
定価 1,575円(税込)

徳川家康のブレーンとして名高い金地院崇伝曰く、
「神ならば吉田存ずべき儀」。
幕府の権力が直接及ばない「神」の領域を、
「吉田の神主」たちは、いかにして手中に収めていたのか。
近世史の一断面として、神祇管領長上吉田家の盛衰を見通す!

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539 ソシュール超入門

ブーイサック,ポール 著/鷲尾翠 訳
定価 1,680円(税込)

『一般言語学講義』とは、
言語=システムの謎を巡る孤独な戦いの記録である。
今なお輝きを失わない現代思想の源でもある。
自然言語がもつ「恣意性/必然性」、「安定性/不安定性」、
「論理性/非論理性」などの不思議について、
ソシュール本人の問題意識に立ち戻って、
丁寧・平易・明確に記述する画期的入門書。
(解説・中沢新一)

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540 ピアニストのノート

アファナシエフ,ヴァレリー 著/大野英士 訳
定価 1,890円(税込)

音楽とはなにか? 音楽を演奏するとはどういうことか?
沈黙と時間は音楽と、どのような関係を結ぶのか? 
人間と音楽は、どのような関係を結ぶのか?
──クラシック界の世界的鬼才ピアニストが
音楽と音楽の演奏について縦横無尽に思考をめぐらせる。
選書メチエのための書き下ろし論考!

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537 昭和のドラマトゥルギー

許光俊 著
定価 1,575円(税込)

混沌から空虚へ──戦後昭和期の時代精神の深部を、
劇画、歌謡曲、映画、少年小説など
〈サブカル〉ジャンルの作品の
詳細な「読み」から剔抉する本格評論。

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538 子供の哲学

檜垣立哉 著
定価 1,575円(税込)

これまでの哲学が再三にわたって論じてきた「私」という問題。
しかしそこには、大きな見落としがあったのではないか?
産まれる、子をはらむ、産む、死んでいく、だけど誰かが残る。
こうしたことを、それ自身として真正面からとらえる。
そのための哲学が、ここからはじまる。

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535 会社を支配するのは誰か

吉村典久 著
定価 1,680円(税込)

同族経営、「物言わぬ」株主と取締役、御用組合。
日本の企業風土にはびこる旧弊を乗りこえ、
グローバル・スタンダードな企業統治(コーポレート・ガバナンス)を
貫徹するべし──この通念は真なのか?
大企業が果たしてきた危機克服──社長解任という統治行為の実態、
この国の組織が育んできた伝統、そして「お手本」とされた
アメリカの事例を検証し、企業統治論のオルタナティブを探る。
日本の会社を作りあげてきたもの、
これから作りあげるものは、果たして何か?

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536 義経の冒険

金沢英之 著
定価 1,785円(税込)

一篇の御伽草子『御曹子島渡』を手に携えて、
英雄・義経の物語をめぐる旅が始まる──。
『古事記』の大国主神話、吉備真備入唐譚、
坂上田村麻呂と悪路王、鞍馬寺の毘沙門天信仰、
陰陽道、蝦夷ヶ島などなど、
古代から近世までを縦断する義経物語の遍歴を検証し、
跡づける冒険的力作!

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533 愛と欲望のナチズム

田野大輔 著
定価 1,890円(税込)

産めよ殖やせよ。
強きゲルマン人の子を大量に得るために
性の解放を謳うナチズム。
従来の定説を覆し、欲望の禁止ではなく、
解放により大衆を支配しようとした
ナチズムの「性の政治」の実態に、
豊富な原資料から光を当てる。

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534 精神分析と自閉症

竹中均 著
定価 1,890円(税込)

永らく精神分析の「躓きの石」であった自閉症。
両者の不幸な出会いを、
フロイト思想の原点「心理学草案」に
戻ることによって解消し、
さらにはヴィトゲンシュタインの思考を媒介に、
新たな自閉症理論を構築する。

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531 ドイツ観念論

村岡晋一 著
定価 1,680円(税込)

近代的思考の基礎を作った
ドイツ観念論の四人の代表的哲学者。
彼らの思想の核心には、歴史の「これから」に
おのれの身一つで踏み出す勇気と決断があった。
先達の思想を受け継ぎ、
かつ乗り越えて行くダイナミックな思想の歩みを、
これまでになく平易かつ明快に解説する。

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532 「イタリア」誕生の物語

藤澤房俊 著
定価 1,680円(税込)

一八世紀末、イタリア半島は小国の集合体だった。
サルデーニャ王国、ジェノヴァ共和国、ヴェネツィア共和国、
モデナ公国、パルマ公国、トスカーナ大公国、教会国家、ナポリ王国、
ハプスブルク帝国領のミラノ公国……。
フランス革命の風を受け、統一国家「イタリア」の実現を目指す
「再興運動」の激しいうねり。
大国フランスとオーストリアの狭間で、
いかにして「想像の政治的共同体」は成立したのか?
明治日本にも大きな影響を与えた一大政治ドラマを活写する。

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530 東シナ海文化圏

野村伸一 著
定価 1,890円(税込)

米を食べ、芋を植え、魚を捕る。船を家とし海を渡り、
時に交易し時に海賊と化す。女達はしっかり者の働き者で、
女性化した観音さまを信仰する。死後の世界は海の彼方にあり、
死者の魂は蝶や花となって生者の世界を訪れる──
中国、朝鮮、沖縄、台湾を一つの視野におさめ、
「東の地中海」=東シナ海をめぐる地域に通底する基層文化を、
多様な民俗現象から掘りおこす。

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513 西洋哲学史3

神崎繁/熊野純彦/鈴木泉 責任編集
定価 1,890円(税込)

神という絶対的な真理と人間の理性をめぐって、
多様な思索が交錯する──。
近世に呼び戻されたヘレニズム哲学。デカルト、ホッブズ、スピノザ。
そして、アリストテレス哲学の展開からヘーゲル、マルクス、ハイデガーへ。
近代へ向かう哲学史の脈動を、鮮やかにとらえた論考を収載。
また、シリーズ全4巻の人名・書名総索引を附す。

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529 「三国志」の政治と思想

渡邉義浩 著
定価 1,785円(税込)

曹操の革新性の本質、諸葛亮と劉備の緊張関係、
孫呉の盛衰の基底にある力学──
史実の三国時代は、権力確立を希求する君主たちと、
儒教的思想と文化、名声を力とする「名士」がせめぎ合う、
緊迫した政治空間であった。
中国史上の大転換点として、史実の三国時代を
当代の第一人者が描ききる、
これぞ、三国志研究の決定版!

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