『埴谷雄高――夢みるカント』
私はほんとうに私なのか 『死霊』の哲学を読みとく!
本書では、しかしそうした論点はしばらく措き、埴谷雄高の思考、わけても『死霊』のそれを、カントの思考とのかかわりをときに意識しながら読みといてゆくことにしよう。そのくわだては、『死霊』の作者の思考を、この国の近代が生んだ、ある特異なかたちでの哲学的思考のひとつとして問題としてゆくこころみともなるはずである。――<本書より>
西田幾多郎、田辺元からの影響、フィヒテ、シェリングの受容…… 身体論から国家論まで独自の美学とは!
――「原型」論、「古層」論……―― 日本思想史に何を見出そうとしたのか?
文法、敬語、国体論そして連歌……国語学と国学を貫く“畢生の目的”とは?
物象化って何!? マルクス主義と日本を考え抜いた哲学。
『言志四録』とは何か? 西郷隆盛の思想はここから生まれた!
「法華経と世界統」の思想を解明する!
哲学ってのはこうやるもんなんだ!
西田は西田ではないことで西田である? 絶対矛盾的自己同一とは、どんな論理なのか!?
ランボオ、ドストエフスキイから本居宣長まで小林が見通した「日本人の知恵」はどこへ行ったのか?
日本の神とは何か? そのこよなく深い思索に分け入る! 怒りを忘れた日本人へ
仏教から倫理学へ 思想生成の根幹に迫る!
人間の尊厳を問うた思考の粋!
独自の社会主義論、進化論、そして革命と改造……その思想の根幹を照射する! 「国家」に可能性はあるか!?
吉本隆明──菅野覚明 著
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