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■刊行の辞
日本を含めた世界は、今まさに、これまで経験したことのない新しいステージに立たされています。それをもっとも端的に象徴するのは、9.11後の国際社会の現実でしょう。現代は、あらゆる理論、思想、政策が無効になり、誰もが新たな解答を見出せないまま、途方に暮れているように見えます。
人類はこれまでこのような事態を、さまざまな思想を提出しあうことによって、解決してきました。それが人類の歴史でもあります。今、出口なしの状態にあるということは、逆に言えば、これから、新たな思想の時代が到来する、という前ぶれに他なりません。
RATIOは、そのような新しい思想の可能性を探り、吟味し、検証するために生まれました。
今、来たるべき思想の時代を予見するかのように、日本にも世界にも、新しい思想の萌芽が見られます。若い言論が生まれつつあります。そのような、可能性に満ちた論考が自在に参集する場として、この雑誌が枢要な役割を演じられることを念じつつ、02号、03号と続けていきたいと考えております。
ぜひ一度、のぞいてみてください。どれでもいいから、読んでみてください。どれも意外に読みやすく、しかも深いことがおわかりいただけるはずです。 |
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■アガンベンは、マルチチュードをどう考えたか?
■ローティの「帝国」論とは?
■大澤真幸による「靖国問題」の形而上学とは?
■小泉義之は自爆テロをどう哲学するか?
以下、日中問題、韓国、天皇制、市民と国民、愛国心、自由論、生命論など、
現代の核心をつく01号のラインアップを紹介 |

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■小泉義之 自爆する子の前で哲学は可能か−あるいは、デリダの哲学は可能か?
■大澤真幸 「靖国問題」と歴史認識 |

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■川島真 歴史物語の中の近代中国論−日本はなぜ中国の主要敵か
■木村幹 大韓民国の「現実」とその喪失−李承晩と朴正熙をめぐって
■原武史 「視覚的支配」と「時間支配」−近代天皇制の支配をめぐる覚書
■伊勢 賢治 危険な愛国心と安全な愛国心−「非戦」の思想は可能か
■東島誠 日本型「オオヤケ」の超え方−〈市民〉が〈国民〉へと回収されないために |

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| 現代哲学の巨星による特別寄稿 |
| ■リチャード・ローティ 予測不能のアメリカ帝国 |
| ■イタリア現代思想の最前線 |
| [1] |
ロベルト・エスポジト 生政治、免疫、共同体
フーコーが示した「生政治」から出発して、免疫不全に陥った9.11後の世界の隠された輪郭を描く |
| [2] |
ジョルジョ・アガンベン 人間の仕事
流行語ともなった「マルチチュード」をどう考えるか。注目の哲学者の論考 |
| [解説] |
イタリア現代思想への招待 岡田温司
現代思想の鮮やかな見取り図ともなっている、明解な解説 |
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他者は我々の暴力的な配慮によって存在する−自由・主体・他者をめぐる問題系 |

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生物学と哲学を越境する渾身対談
物語をやめよ!=[生きる]ことの哲学を構想する |

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現代哲学時評の試み
形而上学を再インストールする−フレデリク・ネフ『形而上学とは何か』に寄せて |

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往復メールによる科学哲学
実在論論争−科学に何ができるのか (1)実験家の無限後退 |
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