【あらすじ】
「若木(おさなぎ)山の裏手には、魔術師の一家が暮らしている――」。
田舎町の書店主・石川は、とあるキッカケから町の外れに住む魔術師一家と噂される人々と接触する。
その名は菖蒲(あやめ)家。
謎に包まれた一族の秘密を探るべく、石川は菖蒲四姉妹の次女・あおばにインタビューを敢行するのだが……。
そこで語られ始めたのは、一族の間で千年以上も継承された秘術にまつわる、目眩めく壮大な歴史だった。
史実の闇に葬り去られた神の町の盛衰とともに明かされていく一子相伝「アヤメメソッド」の正体と、一族の忌まわしき宿命。
そして秘術の継承者である末娘・みずきが引き起こしてしまった取り返しのつかない過ち(取り返しのつかない過ち、に傍点)とは一体――?
やがて物語は二〇〇五年の夏に起こった血の日曜日事件の隠された真相を暴きだしてゆく……!!
早くも「10年代の最高傑作」との呼び声!読まずにいられないこの吸引力!!
あらゆる表現の醍醐味が縦横無尽に編み込まれたこの「大きな小説」に10年代の初めに出会えたことが嬉しい。――川上未映子氏(作家)
今年はこの本を読めたからもうそれだけで良い、と思えました。
――伊坂幸太郎氏(作家)
物語の底が抜けたような浮遊感に、我々は作家の技巧に翻弄される喜びを噛みしめることになるだろう。
――齋藤環氏(精神科医)
書かれてはならない小説が書かれてしまった! それが誰にもすらすらと読めるのだから、これは僥倖と呼ぶしかない稀有の事態である。
――蓮實重彦氏(批評家)