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(ほろほろ鳥)1月の編集後記

年末年始にスマートフォンを買った方、たくさんいらっしゃったようですね。いよいよ本格的に電子書籍が普及するようになるのかな、なんて思います。そんな新しい時代の変化をひたひたと感じながら、紙の絵本って、読み聞かせってどうなっていくんだろうと思います。絵本は、一人で読むふつうの本とちがって、ひとつの本をはさんで親と子、大人と子どもの間をつなぐもの。その場や時間を共有するところが、たいせつだと思うのです。そんな思いをこめ、この2月23日に「よみきかせ日本昔話」というシリーズをスタートさせます(もちろん、紙の本!)。読んで楽しい、聞いておもしろいことにこだわりました。どんな時代がくるかなんて、わかるはずもないのですが、絵本は大人と子どもの「絆(きずな)」としてあるんだ、という思いを込めて刊行します。ぜひご期待ください!(ほろほろ鳥)

 
次回は2012年2月25日更新予定です。
 
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第32回講談社絵本新人賞受賞作『ぼくと おおはしくん』刊行記念 デビュー日記連載中!

イラスト/高島尚子

お正月にぴったりの絵本、ねずみの絵本

1年の始まりお正月は、やっぱりお正月にふさわしい本を読みたいですよね。08年の読み始めは、この本がお薦めです!
『十二支のゆらい』
まんが日本昔ばなし
『十二支のゆらい』
◆定価300円(税込)
◆対象年齢:3歳から
お正月に読みたい/日本昔話を手軽に

紹介文
 TBS系のアニメで長い間親しまれてきた「まんが日本昔ばなし」を、税込300円(!)で読むことのできる小さな絵本シリーズをご存じですか? これまでに刊行した15作の中で、一番人気がこの『十二支のゆらい』です。ね、うし、とら……なじみの深い十二支の順番は、どうやってきまったのか? みんなが知っているこのお話を、アニメの楽しい絵で読んであげてください。お話の主役は、やっぱりねずみですよね! (若)

『おもちのきもち』 講談社の創作絵本
『おもちのきもち』
◆かがくいひろし/作・絵
◆定価1,575円(税込)
◆読み聞かせ:3歳から ひとり読み:5歳から
お正月に/たべものの本

この本のレビューを読む
紹介文
 寒〜いこの時期は、一年でいちばんお餅を食べる季節ですよね。お餅って、のびたり、縮んだり、固くなったり……まるで食べられる粘土のような楽しさ。食べ方にしても、お雑煮はもちろん、海苔巻きにしたり、きなこをまぶしたり、お汁粉や、揚げ餅などさまざま。ちなみに私は、納豆に大根下ろしを加えたものにつきたてのお餅をからめて食べるのが大好きです。
 もちろん、著者のかがくいさんもお餅が大好き。『おもちのきもち』には、おいしそうなお餅がたくさん出てきます。主役はちょっぴり気高い鏡餅。「もしも、お餅がこんなことを考えていたら……!?」かがくいさんがお餅をふくらませて、こ〜んなおかしな、ふしぎな、楽しい絵本になりました。お正月の定番絵本として、ぜひ家族そろって楽しんでください! 読んだ後、きっとお餅が食べたくなりますよ♪(J)

『ぎょうじの ゆらい』 えほん百科
『ぎょうじの ゆらい』
◆定価1,470円(税込)
◆対象年齢:3歳頃から
年末年始の家族のだんらんに/伝統行事の意味やしきたりについて、子どもから鋭い質問を浴びせられたときに
紹介文
 つい先日、子豚1号が、寝言に「きよしこの夜」の一節を大声で歌いだしたのでびっくり。思えば子どもの頃のクリスマスって、本当に楽しみだったなー。クリスマスから始まって大晦日→お正月→書初め(ちょっと辛い)と次から次へとイベントが続くこの季節が大好きでした。反対に、なんにも祝日のない6月は退屈に感じたように、子どもの記憶は季節の行事と深く結びついていると思います。
 し・か・し、年が明けるとやれ節分→お雛様→片付けたと思ったらもう5月人形出すの? てな具合に、大人にとっては何かと大変だと感じているのは、うちだけじゃないですよね。うちだけかしら? ようやくクリスマスツリーを飾って、やれやれと思っていた矢先、子豚1号の「きよしこの夜」を聞いて、反省した母でした。彼の9歳のクリスマスは今年だけなんだ、と。毎回新鮮な気持ちで、行事に向かう。それは、子育ての楽しみのひとつに違いありません。
『ぎょうじの ゆらい』は、おすすめです! (チ)

『いろはのかるた奉行』 講談社の創作絵本
『いろはのかるた奉行』
◆長谷川義史/作・絵
◆定価1,890円(税込)
◆対象年齢:幼児から
笑えることば遊びが好きな人に/楽しみながら学べる
紹介文
 表紙から飛び出してきそうな勢いのちょんまげ姿、この人がいろはのかるた奉行。江戸のいろはかるたを研究して、今の世の中の新しいいろはかるたを作っているのです。
 江戸のいろはかるたといえば、「いぬもあるけば ぼうにあたる」。これを、奉行が考えると……「いぬもあつけりゃ ぼうっとする」。「へをひって しりつぼめる」は、「へをすって きをうしなう」。一事が万事、この調子。いろはにほへと、48文字の江戸いろはかるたで“正しい”かるたを学んでちょっとカシコクなり、奉行オリジナルかるたを読んでププッと笑ったら、お次は自分で読み札を考えても楽しいかも。長谷川さんのワークショップで、子どもたちが実際にオリジナルかるたを作っていましたが、傑作が続々と生まれていましたよ。
 また、読み札だけでなく絵札も、長谷川さん渾身の“あほぢから”炸裂の力作、すみずみまで絵を見ているだけでも十分おかしいのです。なにしろ100枚近くあるのですから、見ごたえあり! 1冊あれば、3倍も4倍も楽しめる『いろはのかるた奉行』、おすすめです。(ス)

『もったいないばあさんかるた』 『もったいないばあさんかるた』
◆真珠まりこ/作・絵
◆定価1,050円(税込)
◆対象年齢:幼児から
みんなで(家族で)わいわい楽しめる/
プレゼントに/日本語を考える

紹介文
 会社の忘年会で「もったいないばあさんかるた大会」を開催したところ、非常にエキサイトしました。私は担当編集者なので、読み札も絵札も全部覚えているはずだし、ハンデつきでいいですよ……と余裕の態勢だったのですが、これが意外に大苦戦。結果的には、ハンデなしでも販売部のS部長に負けてました。情けない担当者ですが、売れ行きは絶好調です。皆さんもぜひ、エキサイトしてください。
『もったいないばあさんかるた』を体験できるゲームもあります。こちらも熱いですよ! (若)
『もったいないばあさんかるたで遊ぼう!』

ねずみの本

今年は、子年というわけで、冨と繁栄を象徴する動物、「ねずみ」の絵本の特集です。実際に見たら、「きゃー!」という方も多いと思いますが、絵本では、ねずみはたいへんな人気者。それも日本だけじゃなく、世界的にも人気のあるのが凄いところです。下におもなものをご紹介しますが、さすが猫を抑えて、干支になっているだけのことはあります!
『ディディ パリ75001ばんち オペラ座に すむ ネズミの バレリーナの おはなし』
世界の絵本
『ディディ パリ75001ばんち オペラ座に すむ 
ネズミの バレリーナの おはなし』

◆アンドレ・ダーハン/作
◆きたやまようこ/訳
◆定価1,680円(税込)
 ディディはオペラ座のシャンデリアのなかに住む、ネズミの女の子。毎晩繰り広げられるバレエの舞台をうっとり眺めています。こうして憧れているだけじゃいや、わたしもあのステージで踊りたい! 一大決心した彼女は、舞台監督のアンドレに手紙を書きます――。なんと、それはねこのバレエ団だったから、さあ大変……。
 
(ねずみ年を迎えて)ますます絶好調!「アンジェリーナ」シリーズ
 アンジェリーナはバレエが大好きなねずみの女の子。彼女が毎回引き起こす騒動が、小さい読者の共感を得ること、うけあい! 全6巻+シール絵本、どれも面白いおはなしと、繊細なイラストが魅力のシリーズ。ますます絶好調です。
 
『アンジェリーナは バレリーナ』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナは バレリーナ』
◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
◆おかだよしえ/訳
◆定価1,680円(税込)
どうしてもバレエを習いたいアンジェリーナ。ある日すてきなプレゼントが……。
『アンジェリーナ はじめての ステージ』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナ はじめての ステージ』
◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
◆おかだよしえ/訳
◆定価1,680円(税込)
はじめてバレエ公演に出演するアンジェリーナ。ところが、たいへんなことに……。
『アンジェリーナの クリスマス』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナの クリスマス』
◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
◆おかだよしえ/訳
◆定価1,680円(税込)
ねずみのアンジェリーナは、ひとりぼっちで暮らすおじいさんに
クリスマスプレゼントをあげようと計画し……!?
『アンジェリーナ スターに なる』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナ スターに なる』
◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
◆おかだよしえ/訳
◆定価1,680円(税込)
フェスティバルで踊ることになったアンジェリーナ。さあ、結果はどうでしょう?
『アンジェリーナ おねえさんに なる』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナ おねえさんに なる』
◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
◆おかだよしえ/訳
◆定価1,680円(税込)
アンジェリーナは「赤ちゃんが生まれたんだから」と、さびしいのを我慢して
いい子にしていましたが……。
『アンジェリーナの ハロウィーン』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナの ハロウィーン』
◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
◆おかだよしえ/訳
◆定価1,680円(税込)
ほたるの衣装で行列に参加したアンジェリーナ。
さあ今回は、なにがおきるでしょうか……?
『アンジェリーナの1ねんかん〜はって はがせる シール絵本〜』
講談社の翻訳絵本 クラシック セレクション
『アンジェリーナの 1ねんかん〜
はって はがせる シール絵本〜』

◆キャサリン・ホラバード/文
◆ヘレン・クレイグ/絵
定価1,260円(税込)
おはなしを読みながら仕上げるシール絵本。プレゼントにもぴったり。
 


『ミロと まほうの いし』
新・講談社の絵本
『鼠の嫁入と文福茶釜』
◆米内穂豊/絵
◆石井滴水/絵
◆定価1,575円(税込)

 昭和初期に一世を風靡した「講談社の絵本」のリニューアルシリーズの一冊。娘のために世界一の婿を探す鼠の夫婦を描いた「鼠の嫁入り」。助けられたお礼に茶釜に化けた狸が大活躍する「文福茶釜」。おなじみの昔話、2作を収録。
『ミロと まほうの いし』
宮沢賢治どうわえほん
『ツェねずみ』
◆宮沢賢治/文
◆三木由記子/絵
◆定価1,680円(税込)

「まどってください」が口ぐせのツェねずみは、だれとも友だちになれません。
せっかく親切にしてくれた、ねずみ取りにまで文句をいって怒らせてしまいます……。
宮沢賢治の名作童話の絵本です。
『ミロと まほうの いし』
世界の絵本
『ミロと まほうの いし』
◆マーカス・フィスター/作
◆谷川俊太郎/訳
◆定価1,890円(税込)

 大海原の真ん中の島に住む、がけネズミのミロたち。ふしぎな石を見つけたミロたちに起こる不幸と幸福の2つのお話。『にじいろのさかな』で有名なマーカス・フィスターのもうひとつのキラキラ光る絵本のシリーズです。
『ミロと しましまねずみ』
世界の絵本
『ミロと しましまねずみ』
◆マーカス・フィスター/作
◆谷川俊太郎/訳
◆定価1,890円(税込)

 新天地をもとめて大海原へと冒険にでた、ミロたち、がけねずみ。緑ゆたかな島を発見し、そこで背中にしまのあるねずみと出会うのですが……。きらきら光る絵本。ミロシリーズ第二作!
『それは ひ・み・つ』
世界の絵本
『それは ひ・み・つ』
◆エリック・バトゥー/作
◆石津ちひろ/訳
◆定価1,575円(税込)

 まっ赤なリンゴをひろったねずみくん、自分だけのひみつにしたくって、地面に埋めて隠してしまいます。リンゴは芽を出し、ぐんぐん育っているのに気がつかないで、りすが来ても、小鳥が来ても「それは、ひみつ」のつもりなのですが……。「ひみつ」がばれるのに、とってもハッピーな気持ちになる、かわいい絵本。お薦めです!
『めぐる月日に』
講談社の翻訳絵本 ピュア・セレクション
『めぐる月日に』
◆エリック・バトゥー/作
◆谷内こうた/訳
◆定価1,680円(税込)

 1年を通じた自然の移り変わりを、ねずみをはじめとした動物たちに託して描いた、詩情あふれる絵本。色彩の魔術師といわれるエリック・バトゥーの名作を、同じく絵本作家でフランスに在住の谷内こうたの訳でお届けします。
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