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うれしい、待望の復刊です。私たちは戦後絵本50年の歴史のなかで、すでに何人かの大切な作家を失っています。まちがいなくその一人が、木葉井悦子さんです。木葉井さんの新作を見ることができない。そのことに私は大きな落胆を覚えます。でも、『みずまき』を残してくれました。真夏のカンカン照りの庭。暑い暑い。あたりまえ。女の子が水をまき始めます。虫や動物はもちろんのこと、一木一草にいたるまで、みんな生き返ります。そのいのちの躍動が、土や大気も含んでまるごと、今、目の前にあります。すっきりします。気持ちが新たになります。慈雨、ということばがふとうかびました。潤う、ってこういうことなんだね。ああ、極楽、極楽。木葉井さん、私たちの心にいつも水まきしてくださって、ありがとう。
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