作家の部屋

長 新太(作・絵)

『新装版 もじゃもじゃしたもの なーに?』

講談社の創作絵本 ベストセレクション
『新装版 もじゃもじゃしたもの なーに?』
■長 新太/作・絵
■定価1,575円(税込)
■対象年齢:幼児から

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長 新太(ちょう しんた)
1927年9月24日、東京に生まれる。絵本作家、漫画、挿絵、イラストレーション、エッセイなど、様々な分野で活躍。そのユニークで、ナンセンスで、ユーモアあふれる作品は、子どもから大人まで幅広い支持を得る。受賞歴も多く、『おしゃべりなたまごやき』(福音館書店)で'59年文藝春秋漫画賞、'74年国際アンデルセン賞優良作品賞、'77年『はるですよ ふくろうおばさん』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、'81年『キャベツくん』(文研出版)で絵本にっぽん大賞、'84年『ぞうのたまごのたまごやき』(福音館書店)で小学館絵画賞、'90年『ヘンテコどうぶつ日記』(理論社)、『トリとボク』(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、'99年『ゴムあたまポンたろう』(童心社)で日本絵本賞、'05年『ないた』(金の星社)で日本絵本大賞、等々。近年の作品としては、『イカタコつるつる』(講談社)、『キウイじいさん』(クレヨンハウス)などがある。2005年6月25日逝去。享年77歳。


 またまた、長さんの隠れた名作の登場です。
 この絵本はとってもシンプル。たとえば“色使い”。黄色・オレンジ・緑の3色を中心に構成されていて、鮮やかでわかりやすいのです。そして“画面構成”。全部が見開き完結、どどーんと1枚絵。モチーフも大きく描かれています。そして“言葉”。実は、旧版にはまったく文字がありませんでした。ここまでシンプル道をつらぬくと、ちょっと引いてしまう方もいるので、今回は必要最低限の言葉、長さんがつけたタイトル「もじゃもじゃしたもの なーに?」この一言だけを、ページに入れさせてもらいました。
「もじゃもじゃしたもの なーに?」と問いかけて、お子さんとのやりとりを楽しむもよし、見開きいっぱいに広がるダイナミックな絵をただただ楽しむもよし、シンプルな分、ちいさな子どもから大人まで楽しめてしまいます。これは、やはり天才のなせる技。もっともっと長さんの世界を知りたい方は、ぜひ、ちひろ美術館の「長新太展ナノヨ」へ。『もじゃもじゃ……』の原画、ヴィヴィッドできれいですよ〜〜!
 そして、6月には長さんの一周忌が。この新装版、気に入ってくれるといいなぁ……。(J)

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