サッカーのゲーム中において、さまざまな判定をする審判。試合に不可欠な存在であるものの、一般的なサッカーファンはもちろん、メディアの人間でも審判をよく知るものは実に少ないのが現状です。誤審のみがクローズアップされがちですが、ゲームをより面白くスピーディにするための目立たない好ジャッジも少なくない。「人が人を裁く」からこそ面白いサッカーにおいて、その重要な役割を担う審判をよく知らずに観戦しているのはもったいない。
審判を知ればサッカーが100倍楽しくなる!
「そもそも審判はどうして誕生したのか」「人が人を裁くこととはどういうことか」「審判は試合のとき以外は何をしているのか」など、審判にまつわる基礎知識や話題になった事例などを日本サッカー協会審判委員会委員長の松崎康弘氏が解説。よりサッカーを楽しく観戦できる方法を伝える。もちろん審判になりたい人にとってもバイブルとなるはずです。
■主な内容
第1章 審判をめぐる問題~Jリーグの試合から~
最近のJリーグで「話題になった」判定について、その原因や状況を分析、解説していきます。イエロー11枚、レッド3枚が飛び交った08年3月のゼロックス杯・鹿島対広島、「審判が選手に死ねと発言した」として騒動になった08年4月のFC東京対大分、大雨により前代未聞の試合中止となった09年9月の鹿島対川崎、 "スーパーゴール"を決めたストイコビッチ監督を退席処分にした09年10月の横浜FM対名古屋などを解説。
■第2章 審判を知る~サッカーを楽しむための近道~
かつてサッカーという紳士のスポーツに審判はいなかった、かつてボールは手で持ってよかった――。サッカーが誕生し、スポーツとして成熟していく過程で審判はどのようにして生まれ、また、サッカーはどのようにして今のような競技規則となったのか?刻々と変化してきた審判=サッカーの歴史を明かしていく。
■第3章 日本の審判~環境と待遇はどうなっている?~
現在日本には20万人以上の登録審判がおり、まだ少数ながらプロフェッショナルレフェリーも存在している。そのなかでもとくに「毎試合がテスト」ともいえる厳しい評価をされながら国内トップリーグをはじめ、一部の審判は国際審判としても海外で活躍するプロフェッショナルレフェリーたちの気になる環境や待遇を公開する。
■第4章 審判の1日~準備から試合当日まで~
選手は、試合日以外は当然のようにチームで練習に励んでいる。では審判は試合日以外の日は何をしているのか? プロフェッショナルレフェリーたちは、実は選手たちと同じようにフィジカルトレーニングやメンタルトレーニングはもちろん、毎週、泊まり込みの合宿を行っていた! 試合のない日から試合終了後まで、知られざる審判の1日を紹介。
■第5章 ゲームコントロール~試合中の判断~
審判は試合中、250回の判断をし、40の笛を吹く。このなかにおいて日本審判の「技術」は日々、向上しており、「W杯に出場」する審判も出てきている。では、なぜいまも審判をめぐる問題がメディアをにぎわすのか。それは多分にゲームコントロールが関係している。審判と選手、監督たちとの関わりを説明する。
■第6章 審判入門~審判になるために~
サッカー選手がW杯を目指すように、審判にとっての最大の目標もやはりW杯。W杯という舞台が選手と同じく最高の舞台といえる。では審判の資格を取り、Jの審判になり、国際審判になり、W杯に行くためにはどのような過程が必要なのか? 審判に興味を持ったひとたちに、その道程を紹介。
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<書籍概要>
■書名:サッカーを100倍楽しむための審判入門
■著者:松崎康弘(日本サッカー協会理事/日本サッカー協会審判委員会委員長)
■発行日:09年12月21日
■版型・ページ数:四六判・192P
■定価:1300円(税別)
■ISBN:978-4-06-215693-6
■発行元:株式会社 講談社
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