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高原直泰の街を現地取材「行きたくなる」「行った気になれる」
ハンブルク・ナビ(2003春号より)
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ハンブルクはドイツ最大の港町で、中世から通商、交易で栄えてきた。重厚な建物が並ぶ市街は、かつての繁栄を十分に感じさせる。いわゆる観光地ではないが、町の中心にある外アルスター湖(写真上)をはじめ、散歩するだけでも十分に楽しめる。もっとも、最近は不況が問題になっている。EU(欧州連合)統合構想の流れの中で、ハンブルク港の重要性が低下してきたのが、その大きな要因である。どうせ物を運ぶなら、たとえば、より広大な港を擁する隣国オランダのロッテルダムのほうが便利というわけだ。

(c)Kai Sawabe

高原の属するハンブルガーSV(頭文字をとって、通称ハー・エス・ファーという)は、82年、83年に国内リーグ連覇、83年には欧州チャンピオンにもなったほどの名門だ。だが、近年は不況の影響もあってか、低迷している。

ところで「ハンバーグはハンブルク料理?」と思っている人がいるかもしれないが、実は違う。取材の結果、以下の説が有力だ。

ひき肉を固めて焼く料理はドイツのあちこちにあるが、いわゆるハンバーグはドイツ系のアメリカ人が、「ドイツにちなんだ名前」という理由で命名して売り出したのが最初。

そんなわけで「本場だから」なんて期待しないように!







(c)Kai Sawabe (c)Kai Sawabe (c)Kai Sawabe
ビール王国とあって、ビールを片手に……なんてファンは多い。試合前も試合後もひたすら飲む。多数のワッペンを着けたり、個性的な装いでスタジアムに参戦?するのがドイツサッカーファンの特徴だ

(c)Kai Sawabe (c)Kai Sawabe
(c)Kai Sawabe 左上の写真は外アルスター湖とつながっている運河沿いの高級住宅街。右上の写真は、市内中心部の、とある建物。オランダの建物と似ているのは、地理的に近いから? 左下は19世紀に建てられた市庁舎。ほかにも繁栄の面影が残る建物が多い




(2003年6月24日 木次)
文=木次成夫
1964年、長野県南佐久郡北相木村生まれ。千葉市在住。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業後、講談社に入社。社員編集を8年間した後、フリーに。スペインとオランダのサッカーが好き。サッカー取材などで40ヵ国以上訪れた旅行好き。集英社発行の『スポルティーバ』でスペイン情報コラム連載中。
写真=カイ・サワベ
ヨーロッパ在住22年を数え、世界約75カ国で取材経験のある写真家。著書に、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス、ブラジルほか計22地域のクラブ、サッカー周辺事情、地元サポーターの様子などを収録した『Football Days』がある。最近、ミラノからパリ郊外に引越した。
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