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Vol,3 高原直泰取材ウラ話 in ドイツ (23 Jun, 2003)

 5月9日から13日までの5日間、本誌で毎号恒例となった高原直泰のインタビューのため、ハンブルクを訪れた。ブンデスリーガに移籍して4ヵ月、高原がサッカー選手として新たに何を得たのか、また、如何に成長したのかは夏号をご覧あれ。ここでは、彼のハンブルクでの生活について、ほんの少しだけお伝えしよう。

「いや、アルゼンチンに比べれば、ずっと楽でしたよ。2度目の海外移籍ということもあるけど、ハンブルクは何でもありますから」  その言葉の通り、スポーツ選手にとって大切な食生活についても、高原がまったく不便していないことがすぐに判明した。 「MATUMIでも行きますか」  滞在中、彼とは何度か食事を共にしたが、真っ先に薦められたのがここである。行きつけにしている日本料理屋らしいが、1週間に3もここで昼食をとっていることを、満足そうに話す姿が印象的だった。ちなみに、お薦めのメニューは「鍋焼きうどん」。確かに美味かった。それはともかく、ジャンクフードをまったく口にせず、食事に人一倍気を遣う彼にとって、食に困らないことはそれだけで、アルゼンチンとは比にならないほど暮らしやすい環境なのだろう。

 また、24歳の若者らしく、高原は洋服(古着)好きというか買い物好き。これまた、練習後の半日を共にさせてもらった。いやいや、東京とは交通事情が違うとはいえ、歩く歩く。まぁ、私も高校時代なら渋谷と原宿の間を2往復くらいはしていたが、とにかく付いていくのに精一杯。 「タクシーに乗ろうなんて言いませんよね」  買い物どころではないこちらの思いを見透かされて、冷やかされてしまう始末。結局、彼は同じブランドの靴を3足もお買い上げで、これまた御満悦だった。ファッショナブルな街のハンブルクは、高原にとって息抜きにも最適のようだ。

 ハンブルクでの4ヵ月。高原にとっては、地に根を下ろす期間だったのだろう。実際に訪れてみて、異国の地で日常を取り戻すのが如何に難しいかを痛感した。それだけに、シーズン半ばからの加入で3得点は、賞賛されるべき内容であるはずだ。期待すべきは来シーズン。高原はきっと、さらなる飛躍を見せてくれる。

(2003年6月23日 河合)

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