Vol,12 女子サッカーあれこれ (16 Sep, 2003)
![]() W杯での活躍が期待される日本女子代表(写真はメキシコとのプレーオフVol,1戦) いよいよ9月20日からFIFA女子ワールドカップUSA 2003が開幕。16ヵ国が出場 し、女子世界一を目指して10月12日まで熱戦が繰り広げられます。日本女子代表は2 大会ぶりのベスト8を目指して、20日にアルゼンチン、24日にドイツ、27日にカナダ と戦います。Vol,1大会から4連続で出場している日本ですが、今まではあまり注 目されることがありませんでした。今はW杯予選を兼ねたアジア選手権で4位にな ってしまい、メキシコとのホーム&アウェー方式のプレーオフでどうにか出場を決め ました。しかし、このことが日本での4年ぶりの国際Aマッチ開催につながり、かえ ってテレビや新聞で取り上げられる結果ともなりました。実際、このプレーオフで初 めて女子サッカーを見た方も多かったのではないでしょうか? 小学生の場合、女の子も男子チームに混ざってプレーできます。8月2日まで行 われた全日本少年サッカー大会には5人の女の子が参加しましたが、中でも富山北 FCジュニアの成瀬明(なるせ・あかり)ちゃんは、決勝戦でも左MFとして先発出場を 果たしました。残念ながら前半12分で途中交代、チームも再延長の末1‐2で敗れて しまいましたが、大会を通じてその実力を十分に発揮してくれました。 一方、高校になると女子サッカー部があるところも少なくありません。8月10日 には全日本高等学校女子サッカー選手権大会の決勝が埼玉県越谷市で行われました。 スタンドには両校の関係者、地元・埼玉県の女子サッカー部の選手たちが詰め掛けて いました。試合時間は男子のインターハイと同じ70分。台風一過で最高気温が35.6度 という猛暑の中、FKから後半終了間際に決勝点をあげた鳳凰高校(鹿児島)が1‐0 で常盤木学園高校(宮城)を破って見事初優勝を飾りました。 で、中学生はというと……それは9月25日発売の『FOOTBALL Nippon 2003秋号』 の中で。 ![]() フットサル日本代表コーチ、サッポ氏からキックの仕方を教わる「ハロー!プロジェ クト」のメンバー(右端は元日本代表、北澤豪氏) そしてフットサル。先日、都内で行われた「ハロー! プロジェクト」のフット サル公開練習で(こちらも詳しくは秋号で)松浦亜弥さんが「日本女子代表? ぜひ 選んでもらいたいですね」と語っていましたが、実はフットサルには女子代表があり ません。男子にはFIFA主催の世界選手権がありますが(次は2004年、チャイニーズ ・タイペイ)、女子には世界大会がないのです。したがって目標となる大会がないた めに、女子の日本代表もないのです。別に女子のフットサルチームがないわけではな く、今年も全国大会がティファール・カップ(「取っ手のとれる〜、ティファール」 の鍋のCMでおなじみのティファールです)として11月に横浜で行われます。ルール上 は女性でも男性と混ざって日本代表としてプレーできるらしいのですが、事実上、女 子フットサル選手が日本代表のユニフォームを着るチャンスはありません。 前のW杯、グループリーグで敗退しシドニー五輪の出場権を逃した結果(当時 はW杯ベスト8で翌年の五輪の出場権が得られた)、チームを支えていた企業やスポ ンサーが一気に撤退してしまい、女子サッカーの環境がいっそう厳しいものになって しまいました。それだけに今、選手たちは「決勝トーナメントに進出すればみんな が注目してくれるし、そうすれば女子サッカーの環境もよくなる」と考えています。 女子サッカー界全体の運命を背負ってピッチに立つ選手たち。ぜひともグループリー グを突破して、彼女たちがサッカーに集中できる日が来てほしいものです。 (2003年9月11日 岡本)
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