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Vol,19 柏レイソル、今季の注目選手(17 Feb, 2004)

 2月20日、『柏レイソルイヤーブック2004』がついに発売になります。池谷新監督、薩川、玉田、リカルジーニョ選手らのインタビューをはじめ、全選手を網羅した選手名鑑、Q&Aなど柏レイソルの全てがわかる一冊です。

柏レイソル公式イヤーブック2004
『柏レイソル公式イヤーブック2004』は、この表紙が目印
 レイソル行脚十数、文字通り「レイソリスタ」と化した僕が感じた注目選手を紹介しましょう。

 まずは田ノ上信也選手。一言で言えばレギュラーでないのが不思議。
 田ノ上選手の最大の魅力は、基本技術の高さ。右足、左足、ともにボールをしっかり止めて、しっかり蹴ることができる。「プロなんだから当たり前だろう」と言う人もいるでしょう。しかし、プロでも左足で蹴れない選手もいる。田ノ上選手くらい総合的にうまい選手は珍しいのです。
 状況判断のよさも感じます。練習のパスゲームを見ていると、田ノ上選手で全体の流れが止まることがない。「よどみがない」と言うのでしょうか。状況判断よく、少ないボールタッチで味方に預けることができる。基本技術がしっかりしているからこそ、判断力に余裕が生まれるのです。スタミナもさすが鹿児島実業高出身だけあってチームトップ、ぜひ今季はレギュラーとして頑張ってもらいたい選手です。

 基本技術の高さと言えば谷澤達也選手も注目。
 イヤーブックの名鑑ページの谷澤選手のプレー写真を見てみてください。「ボールをトラップしながら前方をルックアップ」している写真です。
 このプレーができる人、ほとんどいません。Jリーグ全体でもそれほど多くはないでしょう。嘘だと思うなら自分でやってみてください。ボールを止めるときには絶対に足元を見ているはずです。できていると思っている人でも前方の状況をきちんと把握しきれていないはず。すごく単純なことですがすごくハイレベルなことを当たり前にできる選手なんですよね、谷澤選手は。
 一部ファンにはすでに知られていることですが、レベルの高いプレーと裏腹のひょうきんなキャラクターもミリョク。ファンとの「ふれあいフェスタ」では、真顔で「悟空が手を上に上げて草から力をもらったように、ワールドユースのとき、僕は両手を上げて風をもらいました」と意味不明コメント。会場の爆笑を誘いました。
 かくなる上は早くフル代表に入って、コチコチの紋切り型コメントしか出てこない代表に風穴を開けてもらいたいところです。毎予定調和のありきたりコメントばかりじゃつまらないですから。

 玉田選手も出てきたし、明神選手もコンスタントにいいプレーをしています。今季のレイソルには注目していいんじゃないかな。ダークホースになりますよ。
 もちろん柏に試合を見に行くときには、レイソルサポーターもそうでない人も『柏レイソルイヤーブック2004』、必携です。

(2004年2月15日)
文=谷岡 桂

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