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Vol,23 アルビレックス新潟サポ限定(6 Apr, 2004)

 我が編集部は、レイソルサポが多いです。N君(編集部最年少)なんかは柏在住ですし、Tさん(英語ペラペラ)とAさん(HP担当)も「あなた監督ですか?」ってくらい詳しい(2人とも根引が好き)。Kさん(リーダー)は「レイソルの若い選手には将来性がある」とユースの選手まで知っています。ちなみに、Iさん(百戦錬磨)は『ベルマーレ10年史』を責任編集中。大変そうです。
 で、今週のこのコーナー担当(新潟出身)はアルビレックス新潟サポ。編集部は“アウェー”です。

 4月4日J1Vol,3節の柏レイソルvsアルビレックス新潟(柏の葉)。“アウェー”にN君(最年少)とともに取材に行ってきました。“洗練された応援をする新潟サポ”は予想より少ないという印象。反町監督も「あきられちゃったかなぁ」。いや、そんなことはないです。「日曜日のアウェー」ってことも影響しているのでしょう。土曜日だったら、翌日がお休みってことで、新潟から遠征してくるサポも多いはず。

 試合結果は我がアルビが2‐1で歴史的勝利を飾ったわけですが、監督のハーフタイムコメントからまずは前半を振り返ると、以下のとおり。
 柏レイソル 池谷監督
「全体の流れは悪くない。サイドをもっと使おう。ボールを取られたあとの準備をしっかりすること。リスタートの切りかえをはやく」
 アルビレックス新潟 反町監督
「良い形で攻撃しているから(あとは)ラストパスの精度をより高くしよう。守備は冷静に対応しているから残り45分も続けよう。天候、グラウンドコンディションを考えて、球際に対して厳しく行こう」
 ボールは保有しているものの、攻めきれないレイソル。守備を固めてカウンターのチャンスをうかがうアルビレックス。まぁ、よくある展開です。アルビにしてみれば、予定どおりの前半です。
 さあ、後半です。しかし、開始早々に、記者席の周りの人が一斉に立ち上がりました。隣に座っていたN君も「よしっ!」。近くに座っていた千葉テレビの記者さんも「やった〜!」。それでも、やっぱり、記者さんたちは控えめなんですが、“アウェー”です。点取られちゃいました。サポーターには不評の「柏の葉」ですが、その記者席は“アウェー”をどこよりも体感できるスタジアムです。もっとも、“ホーム”を、とも言い換えることはできますが。
 ロスタイム。小さくガッツポーズしました。それでも控えめです。「シンゴ・ゴーゴー、シンゴ・ゴーゴー、シンゴ・ゴー・ゴー、ゴーー」。鈴木慎吾が、左サイド角度のない位置からゴール。「GKの南は、センタリングのコースを防ごうと、ニアサイドを開けることがよくある。ミーティングで“ビデオ”を見て分析できていた」とはシンゴ・ゴー・ゴー。
 さらに、終了間際。1点目よりも心なしか大きくガッツポーズ。エジミウソンが、奇跡の逆転ゴール。反町監督は「エジミウソンはオン・ザ・ボールの選手。ボールをもっているときは力を発揮する。サッカーはオフ・ザ・ボールが試合中の大半を占める。それを考えてもらわなければ困る。エジミウソンには、そう言って“ビデオ”を見せたんです。これではダメだ、と。もっと、ボールをもっていないときの動きを意識しろ、と」。そのとおりのゴールでした。「ボールを奪って攻撃に移るとき、(上野)優作が合図してくれた。優作とクロスしてポジションを変えながらゴール方向へ走った。この(オフ・ザ・ボールの)動きがなかったら、ゴールはなかった」(エジミウソン)

 2得点に共通するキーワードは“ビデオ”でした。反町監督の綿密な分析の勝利です。U‐23日本代表の山本昌邦監督も“ビデオ”を選手に見せるそうです。このへんは似ている感じはします。サッカーではこうした試合前の分析が勝利につながることがあるということです。

(2004年4月5日)
文=石川秀和

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