Vol,25 柏VS.磐田で考えた五輪OA(20 Apr, 2004)
試合開始当初は、あまりのレベルの差に唖然としましたが、雨がレイソルの味方をしました。パスワークが自慢のチームは、えてして雨の日を苦手にしていますが、ジュビロも例外ではありません。自分たちのリズムを作れずに、苦労していました。レイソルは勝つチャンスを逃したと真面目に思います。
また、レイソルの(少ないながらも)良さとチーム作りの問題点が露になった試合でした。まず、平山が怪我で出遅れることがわかっていながら、かつ右サイドアタッカーが不在にもかかわらず、選手補強はボランチとストライカー中心。結果的に茂原を“なれない”右サイドで起用したわけです。誰が見ても苦肉の策であり、そんなことをJリーグ5試合目にやっているようでは、開幕前は何を考えていたわけ? と批判したくなります(ここに来て、ようやく横浜FMから波戸を獲得しましたが、はたして……)。

ドリブル、パスに優れる柏レイソルの谷澤達也。昨年はU-20代表としてワールドユースで活躍
さらには、今やスーパーサブの谷澤の起用が遅すぎます。ホームで負けている状況だったのですから、後半最初から投入すべきだったと思います。実際、谷澤は何かチャンスを作りました。相手の反則を誘発するプレーも見事でした。今や、一瞬のプレーで魅惑するという点で、谷澤は際立って面白いです。ぜひ、皆さん、騙された気分で一、柏へどうぞ。
なぜ、ジュビロとマリノス勢力が参加しないにもかかわらず、山本五輪代表監督は谷澤をギリシア遠征に招集してくれなかったのか……。残念でなりません。
ちなみに、日本代表のハンガリー&チェコ遠征は、25日のハンガリー戦はリーグの都合で「欧州組」は不在で、藤田俊哉もアジアチャンピオンズリーグのため参加しないようです。今まで補欠だった選手には、大チャンスです。
つまり、玉田です。この日の試合も相手DFを片側でおさえつつドリブル突破を図るなど、しっかりとした「形」がありました。Jレベルでは自信を持ってプレーできるところまで成長したということでしょう。ハンガリー戦は、ぜひ、結果を残してほしいと思います。

2列目から飛び出し、高い得点力を持つ磐田の藤田俊哉。A代表では、W杯予選シンガポール戦で貴重な勝ち越しゴールを奪っている
PS 五輪のオーバーエージが話題になりつつあります。この試合中も、なんとなく考えてみました。そして、ふと藤田俊哉が良いのでは? と思いました。ジュビロでは右サイドアタッカーですし、もちろんトップ下も右もできます。フリーランニングのセンスは日本随一です。田中誠も候補でしょう。センターバックは選考の余地があるポジションですから。となれば、あとは中山隊長でしょうか。鈴木啓太を除けばおとなしい選手が多いチームにあっては、ジュビロ3人組の統率力は大きな武器になると思います。
PS2 試合後、雨の中、小峯がジュビロのバスの前でずっと立っていたので、何をしているのかと不思議に思っていました。答えは、順天堂大学時代の先輩、名波に挨拶をするためでした。
律儀な小峯らしい……と感動しました。
PS3 水曜日に行われたヴィッセル対レイソルは、レイソルの完敗でした。「走魂宣言」はヴィッセルにこそふさわしいです。先発出場したレイソルの谷澤も、なーーーーーーんもできなかったし……なさけない。
(2004年4月17日)
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