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Vol,45 浦和優勝の日(24 Nov, 2004)

 11月20日、僕はJビレッジのU-16ナショナルトレセンを見にいっていたので、夜のテレビニュースで浦和優勝の映像を見ました。ナビスコカップのFC東京はじめ、いろいろなチームが「王者」になることは、Jリーグ全体を面白くすることなので、嬉しく思いました。ただ、大黒将志、二川孝広(ともにG大阪)らユース組を重用する一方で、日本代表の主将である宮本恒靖をときには補欠にする西野監督にも期待していたのですが……。

 ファーストステージで優勝した横浜F・マリノスと浦和には共通点があります。それは、資金力にものをいわせて選手を補強したことです。チーム強化としては常套策ですが、金の力が優勝に大きな影響を与えるのでは……夢がないなあと、僕は思ってしまいます。ただ、浦和の場合、(三菱)養和FC育ちの永井雄一郎、高卒後入団した山田暢久、鈴木啓太、田中達也、長谷部誠らが中心になっているのが救いですが……。

 ふと、2002年のワールドカップ直前のことを思い出しました。僕は当時ワールドカッププログラム作成の仕事をしていたのですが、自分で言い出したこととはいえ「出場選手全員の顔写真を掲載する」ことに苦闘していました。ちなみに、ワールドカップのプログラムで、全員の写真が載ったのは2002年大会が初めてです。
 予選から国家斉唱時の顔写真を撮影するようにカメラマンにはお願いしていたのですが、当然ながら、選手全員が揃うわけではありません。で、大会直前は「どこでも行く」覚悟で必死だったのでした。南アフリカまで行き、その帰りにヨーロッパ数ヵ国に寄り、帰国した翌日には香港へ大会直前キャンプ取材に……ということもありました。その香港でトルコ代表の写真撮影をする際、助けてもらったのが(現在浦和DFの)アルパイです。それまで、反則をしてでも相手を止める「必殺仕事人」(たとえが古いです)というイメージだったのですが、率先して、撮影に応じてくれたのです。近年は、ベッカムへの非紳士的行為などが問題になっていますが、そのときのアルパイが印象に残っているので、「アルパイが怒るなら、相手が悪い」と思ってしまいます。

 さて、肝心のナショナルトレセン。開催場所のJビレッジは東京から車で順調に行って2時間半。ちなみにオランダ協会のトレーニングセンターは(市内から)約40分。なんとか、できないのでしょうか??
 日本中から選手を集めて集中的にトレーニングをするのは意味があると思いますが、将来のJリーガーを探すためか、Jリーグ関係者が多かったのが気になりました。「勧誘」でしょうが、まるで「品評会」みたいです。そんなことも含めFBN次号は「高校&中学世代」を特集しますので、乞うご期待。

(2004年11月23日記)
文=木次成夫

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