title_ura.jpg(19672 byte)
Vol,56 小野伸二ファミリー賞の思い出(24 Feb, 2005)

 小野伸二特別賞の際、小野選手はU-18、U-12の部それぞれで受賞者を選んでくれました。当時、フェイエノールトの取材窓口だった人に「実は小野賞の該当者は1人なんですが……」というと、国際電話の向こう側から、「どっちも良い作文だから、選べない」と小野選手の声。世の中、名前だけの「賞」もあるかもしれませんが、小野選手は真剣に読んでくれているのだ、と感動しました。

昨夏、小野選手の元を訪れた際、カフェに誘ってくれた小野伸二選手※Vol,2副賞に「フェイエノールト訪問」はありません
▲昨夏、小野選手の元を訪れた際、カフェに誘ってくれた小野伸二選手※Vol,2副賞に「フェイエノールト訪問」はありません
 その後、読者に同行してオランダに行った際(オランダ取材記の模様は旅日記Vol,19で)、「奥さんと一緒に読んだ」と聞き、いっそう感動しました。また、本誌2004年秋号の「読者体験記」でも記事になっていますが、小野選手は、こちらが「練習試合当日ゆえに時間がないだろうから、無理だろう」と思っていたにも関わらず、「スタジアムのカフェで、お茶でもどうですか?」と誘ってくれたのです。
 日本代表全員と個人的に話したことがないので、偏見かもしれませんが、小野選手ほどファンを大事にする選手は、僕の取材者経験=約20年=の中でも10人もいません。
 せっかくワールドカップ予選で盛り上がっている昨今ですから、是非、小野選手に作文を送ってください。面倒くさいかもしれませんが、スタジアムでの応援よりもはるかに、小野選手に「伝わるものがある」と思います。

(2005年2月18日記)
文=木次成夫

講談社のプライバシーポリシー
本サイトに掲載の文章、画像、写真などを無断で複製、流用することは法律上禁じられています。すべての著作権は株式会社講談社に帰属します。
Copyright(c)2003-2005 Kodansha Ltd. All Right Reserved.