| ▲ 5/7 UP !! | ▲ 5/7 UP !! | ▲ 3/1 UP !! | ▲ 5/9 UP !! | ▲ 4/5 UP !! | ▲ 4/26 UP !! | ▲ 5/7 UP !! | |
講談社BOX『柳生浪句剣』著者:手代木正太郎イラスト:戸部淑第9回講談社BOX新人賞Talents受賞作激突、柳生のロック侍vs.6人の「武蔵」! とてつもない新人が書いた異色青春剣豪小説登場!
『柳生浪句剣』 三代将軍・徳川家光時代の江戸。将軍家指南番・柳生家の門弟が宮本武蔵を名乗る者たちに次々闇討ちされる事件が発生。柳生一族のはみ出し侍、浪句家(ロッカー)の柳生六丸は、美少女剣士・舞花とともに6人の「武蔵」たちとの戦いに巻き込まれる。その裏には幕府をも巻き込んだ恐るべき陰謀が進行していた……。
伝奇小説を読んでいると、〈かぶき者〉という人たちが出てきます。
かぶき者とは、戦国時代末期から江戸時代初期に都市部で流行した風俗で、極彩色のど派手な服を着て、奇天烈な髪型をし、町を練り歩き、喧嘩、喫煙、辻踊り、辻相撲などの無法、逸脱行為を行っていた人々のことです。
彼らがそういったおかしな行動や格好をしていたのは、社会に対する反発や、刹那を愛する独自の美学があったからだそうです。
よくかぶき者のことを「今でいうところの不良」と説明されているのを目にします。
徒党を組んで、金品強奪、乱暴狼藉なんかを繰り返していたという話を聞きますので、たぶんその不良という説明は、正しいんだと思います。
ですが、僕は、かぶき者の話を初めて聞いた時、不良というよりか、
「ロックだな!」
と、思ってしまいました。
何でそう思ったのかよくわからないのですが、自分の中のロックのイメージと、かぶき者のイメージとが、ぴったりと合ってしまったんですね。
当時ロックがあれば、かぶき者たちは、絶対にやっていたんじゃないかな、と思います。
これは、そんなロックの流行った江戸時代の、ロックをやるかぶき侍――〈あんぐら者〉のお話です。
宮城県松島町出身。 |